メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調 作品52 『讃歌』 (スコア付き)
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ: 交響曲第2番変ロ長調 作品52 『讃歌』 (スコア付き) 作曲年代:1840年 ソプラノ:ソナ・ガザリアン、エディタ・グルベローヴァ テノール:ヴェルナー・クレン 指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ 合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 第1曲 シンフォニア:
- 00:00 第1楽章 Maestoso con moto - Allegro (変ロ長調) - 12:15 第2楽章 Allegretto un poco agitato (ト短調) - 17:23 第3楽章 Adagio religioso (ニ長調) 24:55 第2曲 ソプラノと合唱「すべて息づく者は主を称えよ!」 Allegro moderato maestoso (変ロ長調) 32:09 第3曲 テノール「汝ら主に贖われし者は言え」 Recitativ – Allegro moderato. (ト短調) 34:56 第4曲 合唱「汝ら主に贖われし者は言え」 A tempo moderato. (ト短調) 37:01 第5曲 2声のソプラノと合唱「我は主を待ち焦がれ」 Andante (変ホ長調) 42:42 第6曲 ソプラノとテノール「死の絆は我らを囲み」 Allegro un poco agitato – Allegro assai agitato (ハ短調) 46:27 第7曲 合唱「夜は過ぎ去れり」 Allegro maestoso e molto vivace. (ニ長調) 51:17 第8曲 合唱「いまこそ皆、神に感謝せよ」 Andante con moto (ト長調) 56:41 第9曲 ソプラノとテノール「我ゆえに我が歌をもて」 Andante sostenuto assai. (変ロ長調) 1:01:15 第10曲 合唱「汝ら民よ、主に栄光と権力とを帰せよ!」 Allegro non troppo (変ロ長調)
《交響曲第2番変ロ長調 作品52『讃歌』》は、フェーリクス・メンデルスゾーンが1840年に作曲した声楽付き交響曲である。ヨハネス・グーテンベルクの印刷技術完成400周年記念祝典に際し、ライプツィヒ市からの委嘱で作曲された。初演は、1840年6月25日に作曲者自身の指揮でライプツィヒの聖トーマス教会で行われた。初演後に声楽部分が改訂されており、この版の初演は1840年11月に行われた。出版は1841年に、この改訂稿によりなされた。 『讃歌 (Lobgesang)』という副題は、メンデルスゾーンが自ら付けた「讃歌-聖書の言葉による交響カンタータ」というタイトルに由来する。交響曲は「シンフォニア」と名付けられた3楽章からなる声楽を伴わない部分と、30分を超えるカンタータ部分からなる。全曲はほとんど間をあけずに演奏される。歌詞は旧約聖書のドイツ語訳により、一部メンデルスゾーンによって改定されている。曲の冒頭に3本のトロンボーンにより奏される主題が全曲の基本主題であり、曲の最終盤でも再現され、輝かしい全曲を締めくくる。 ベートーヴェンの《交響曲第9番「合唱付き」》を彷彿とさせるこの交響曲は、初演当初こそ人気を博したが、次第に忘れ去られていった。しかし、1958年にライプツィヒに国際メンデルスゾーン協会が設立されると、再び脚光を浴びるようになった。