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勇気づけの学級づくり-3-

2018-01-14 05:33:36 | 学級経営・学級づくり
赤坂真二先生の講演内容を主観的に紹介する3回目。

前回は、「困った子どもがいたら分析しましょう」という話で終わりました。
ここに、「原因論」「目的論」という考え方が生まれます。

アドラー心理学の基本的な考え方のひとつ「目的論」
「人間の行動には目的がある」という考え方です。

目的論の反対が原因論
「人間の行動には原因がある」という考え方です。

例えば、子どもが不登校になった時、
「なぜ?」を追求するのが原因論です。

会話が足りなかった、担任との相性が悪かった、いじめにあったかも、甘やかしたから、などと、過去の原因を探ろうという考え方です。

これに対して「目的論」では、不登校という行為には、その子の「こうしたい」「こうなりたい」などの意志や目標があり、その目標を達成するための手段が不登校であると考えるのです。

この二つをまとめると次のようになります。


原因論に立つと、悪者探しになります。
しかし目的論に立つと、子どもが悪くなくなります

前々回のT君の場合、原因論では、「あの家庭は…」「あの子は以前から…」「去年の学級では…」と過去の視点で考えます。

しかし目的論に立つと、「気を引きたいから…」「一緒に遊びたいから…」「ストレスを発散させたいから…」と、行動の目的が見えてくるのです。



目的が分かれば対処も見えてきます

一緒に遊んであげよう、ストレスを発散させてあげようとなるわけです。

次回に続きます。

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