赤坂真二先生の講演内容を主観的に紹介する3回目。
前回は、「困った子どもがいたら分析しましょう」という話で終わりました。
ここに、「原因論」「目的論」という考え方が生まれます。
アドラー心理学の基本的な考え方のひとつ「目的論」。
「人間の行動には目的がある」という考え方です。
目的論の反対が原因論。
「人間の行動には原因がある」という考え方です。
例えば、子どもが不登校になった時、
「なぜ?」を追求するのが原因論です。
会話が足りなかった、担任との相性が悪かった、いじめにあったかも、甘やかしたから、などと、過去の原因を探ろうという考え方です。
これに対して「目的論」では、不登校という行為には、その子の「こうしたい」「こうなりたい」などの意志や目標があり、その目標を達成するための手段が不登校であると考えるのです。
この二つをまとめると次のようになります。
原因論に立つと、悪者探しになります。
しかし目的論に立つと、子どもが悪くなくなります。
前々回のT君の場合、原因論では、「あの家庭は…」「あの子は以前から…」「去年の学級では…」と過去の視点で考えます。
しかし目的論に立つと、「気を引きたいから…」「一緒に遊びたいから…」「ストレスを発散させたいから…」と、行動の目的が見えてくるのです。
目的が分かれば対処も見えてきます。
一緒に遊んであげよう、ストレスを発散させてあげようとなるわけです。
次回に続きます。
前回は、「困った子どもがいたら分析しましょう」という話で終わりました。
ここに、「原因論」「目的論」という考え方が生まれます。
アドラー心理学の基本的な考え方のひとつ「目的論」。
「人間の行動には目的がある」という考え方です。
目的論の反対が原因論。
「人間の行動には原因がある」という考え方です。
例えば、子どもが不登校になった時、
「なぜ?」を追求するのが原因論です。
会話が足りなかった、担任との相性が悪かった、いじめにあったかも、甘やかしたから、などと、過去の原因を探ろうという考え方です。
これに対して「目的論」では、不登校という行為には、その子の「こうしたい」「こうなりたい」などの意志や目標があり、その目標を達成するための手段が不登校であると考えるのです。
この二つをまとめると次のようになります。
原因論に立つと、悪者探しになります。
しかし目的論に立つと、子どもが悪くなくなります。
前々回のT君の場合、原因論では、「あの家庭は…」「あの子は以前から…」「去年の学級では…」と過去の視点で考えます。
しかし目的論に立つと、「気を引きたいから…」「一緒に遊びたいから…」「ストレスを発散させたいから…」と、行動の目的が見えてくるのです。
目的が分かれば対処も見えてきます。
一緒に遊んであげよう、ストレスを発散させてあげようとなるわけです。
次回に続きます。