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少経験者研修 Q&A-7-

2018-02-19 05:40:16 | 教師のための指導法
以前、江南市の少経験者研修会で講師を務めた時に、Q&Aの時間を取りました。
その時の回答(要旨)を紹介します。

今読み返しても、答えは変わりません。不易の部分だと思います。
実際のAは口頭で行っていますので、もう少し丁寧に説明しています。

Q 学び合いにおける児童の発言に対しての適切な声かけ

A 講座の中で紹介した声かけの技術を参考にしてください。(ブログ「授業で役立つ技術と考え方」カテゴリーの中にあります。)

 学び合い指導では、教師は全体の学び合いの様子を見て、すべてのグループが機能しているかを観察しましょう。
 その後で、弱いところの支援に回りましょう。

 学び合いも、よいモデルを動画で見せてイメージ化しておくと、早くできるようになります。
 「高め合い」「広げ合い」「教え合い」など、目的に応じて作成しておくとよいでしょう。


Q 軽度発達障害児への対応は?

A 場合(障害の度合い)によりますが、集中化の多くは、軽度発達障害児へも有効な方法です。

 学級集団を、心温かい人間関係をつくると、誰もが居心地がよくなります。 


Q なかなか聴く姿勢が身につかない。自分の発言に満足している。

A 子ども達に目指す姿を具体的に伝えましょう。




 他の意見をつないで発言した子の意見をほめて価値付けをしていきましょう。その積み重ねで聴くようになってきます。


Q 教材研究をする時間がない。ノート指導の仕方が分からない。

A 技術が身に付くと、時間を生み出すことができます。 
 教師のスキルを高めましょう。

 ノート指導は、模範的ノートを見せることが早道です。
 朱は、全体に丸をつけるのではなく、よいところに線を引いて丸をつけるなど、どこがよいのかわかるように書き込みましょう。


Q 落ち着きのない子を落ち着かせ、いかに勉強に集中させるか。

A このブログ「授業で役立つ技術と考え方」カテゴリーの中の、集中化の技を試してみましょう。

そのほかに、余分なものを片付けることも大切です。
全体に、テンションを下げた落ち着いた授業に心がけましょう。  

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「障害のある子どもと家族を地域で支えるため シンポジウムご参加とご協力のお願い」 (あいち学齢児童デイ連絡会)
2010-05-07 06:10:34
私どもあいち学齢児童デイ連絡会(あいデイ連)は、障害のある子どもの生活の充実と発達を保障するための活動を目的とした、愛知県内の児童デイサービス事業所など障害児の支援を行う事業所の団体です。

会長渡邊顕一郎は、日本福祉大学子ども発達学部教授として児童福祉、家族福祉、なかでも地域における子育て支援と障害児の家族支援を専門としており、厚生労働省の社会保障審議会児童部会委員として障害児支援の見直しについて深く関わってまいりました。

障害のある子どもの支援については、平成20年度には渡邊も一員となった「障害児支援の見直しに関する検討会」(厚生労働省)が構成され、障害児支援に携わる実践団体、学識経験者、保護者組織の代表が11回の討議を積み重ねました。

その結果として、障害のある子どもたちへの支援は障害者自立支援法から切り離し、児童福祉法に戻すという方向性が打ち出されました。これは、いわゆる「児・者の一貫性」も大切であるが、むしろ「障害があっても、一人の子どもとして大切にされなくてはならない」という原点に立ち返ることを意味していたものです。

人格の基礎が形成される児童期においては、発達支援と共に、障害のある・なしにかかわらない保育、教育、社会参加の機会が保障されることによってこそ、将来の自立に向けた基盤がつくりだされると考えます。そこに、地域の支援システムの構築に向けた実践者の努力と、その裏付けとなる制度の確立が急がれる所以があります。

昨年通常国会で障害者自立支援法改正案および児童福祉法改正案が廃案となり、新たに障がい者制度改革推進本部が設けられて、平成25年8月の新法制定に向けた議論も始まっています。そんななかで今後の障害児支援をめぐってどのような制度と実践のあり方が問われるのでしょうか。障害のある子どもとその保護者にとってまさに「待ったなし」の状況の中で、立場を超えた議論を深めていきたく存じます。

そこで、6月5日の土曜日、あいデイ連加盟団体にとどまらず、児童デイサービスⅠ型・Ⅱ型、障害児通園施設、障害児保育、特別支援教育等の実践者、その他自治体関係者や障害児の保護者など障害児をとりまく多方面に幅広く働きかけて、「障害のある子どもたちを地域ではぐくむために」と題したシンポジウム開催を企画し、福祉施策に熱意をお持ちの与野党の国会議員をお招きして、現状と展望および今後のあり方を考えていきたいと存じます。民主党から中根康浩代議士、自由民主党から大村秀章代議士、厚生労働省から障害福祉課長兼地域移行・障害児支援室長の中島誠氏、と政策立案・制度設計の中心にいらっしゃる方々においでいただく準備ができました。

つきましては、障害児支援に携わるみなさまにはお仲間でご参加いただくだけでなく、できるだけ多くの保護者はじめ関心のある方々をお誘いいただきますようお願い申し上げます。

★ 内容については、 http://www.2949n.com/info/100421.html  【どうぞ転送・転載で広めて下さい】
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