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哲学入門16 モンテーニュ 名言 意味

2019-02-01 05:22:04 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第16回は、モンテーニュ 名言 意味 です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=DT5-mBgfZ0s



キリスト教が分裂して、新しい宗派が生まれます。
プロテスタントとカトリックが対立します。
宗教が原因で、殺し合いが生まれます。

そのような中で出てきたのがモンテ-ニュ (1533年 - 1592年 フランス)です。

ルネサンス期には、宗教(神)からの解放によって人の潜在力を高めました。
また、宗教対立により人の命も失いました。
そうして宗教に対する疑念が広まります。

しかし、モンテーニュは、あくまでも宗教に寛容的です。
なぜなら、宗教そのものが悪いわけではなく、その解釈や運用が悪いのです。
その通りでしょう。

彼は、人文主義、すなわち古典の研究を通じて、新しい人の生き方を考えました。
そして、モラリスト、人間のありのままの心情や日常生活の生き方(モラル)を探究しました。

「私は何を知るか?」(ク セ ジュ)真理は追究中という意味です。

彼は人間の認識について疑いを持ちます。

私たちが目に見えるもの、聞こえる音はかなり限られています。
X線も赤外線も、紫外線も見えません。
超音波も聞こえません。
匂いは犬に比べると全然です。

感覚はかなり限定的で、見えなくても存在するものはたくさんあるわけです。

宗教はなぜ対立するのか?
人間が傲慢になったからなのです。
謙虚に内省的な生き方をすれば、宗教戦争は起きません。
モンテ-ニュはそう考えました。

こうして人間のありのままの心情や日常生活の生き方の探究が進みます。
こうした人をモラリストというのです。

次はその代表的な人です。

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