【最澄の生涯③】最澄VS空海〜古代日本を代表する二人の僧侶の親交と決別〜
平安時代を代表する偉大な僧侶「最澄」と「空海」 この二人が同時代を生きたことをご存知でしょうか? いや、同時代どころか、同時に中国に留学し、帰国後には法友として親交を深めました。 その中でなんと最澄は、空海に「弟子入り」までしてしまいます。 しかし、そんな二人の関係も長くは続きません。 やがて「ある仏教経典」がきっかけとなって、二人の仲は決定的に割かれてしまいます。 「二人の間に何が起こったのか」 最澄の生涯シリーズ③「最澄VS空海」是非お楽しみください。
●チャプター 0:00 最澄VS空海 1:25 空海との交流と決別〜苦難の最澄〜 26:12 『理趣経』〜最澄と空海を決別させたアヤシイ経典?〜 ※『理趣経』の翻訳は正木晃訳に拠っていますが、あとで原文と対照するとかなり突っ込んだ翻訳であることが判明しました。他の解釈の余地もあることをご了承ください。 【参考URL】 『願文(がんもん)』を読む http://yuyusangai.com/sougya/ganmon.html 「最澄における末法思想の受容と展開について」進藤 浩司 https://www.jstage.jst.go.jp/article/... 『理趣経』読解ノート https://www.manpukujitochigi.or.jp/pd... 【参考文献】 木内 堯央 (著)『最澄と天台教団』 (講談社学術文庫) 大久保良峻『伝教大師 最澄』(法藏館、2021年) 立川武蔵『最澄と空海 日本仏教思想の誕生』(講談社選書メチエ、1998年/角川ソフィア文庫、2016年) 正木 晃著『読んで深まる、書いて堪能する「般若理趣経」』 高木 シン元『空海と最澄の手紙』