【最澄の生涯④】日本仏教の堕落の原因は最澄!?~日本仏教界を一変させた晩年の事跡〜
「どうして日本のお坊さんは結婚できるの?」 「お坊さんがお肉やお魚食べてもいいの?」 これは多くの人がお坊さんに対して抱く疑問だと思います。 僕は寺に生まれ、寺で育ち、お坊さんになったにもかかわらず、ながらくその答えが分からず、悶々としていました。 「なんで日本のお坊さんだけ、こんなに他国のお坊さんと違うんだろう?」 「なんでこんな日本のお坊さんって堕落してるんだろう?」 この素朴な疑問が、僕が仏教を専門に学ぼうと決めた大きなきっかけとなりました。 そしてその答えの一つが、今回の動画【最澄の晩年】にあります。 【晩年の最澄】の思想と事跡がいかに日本仏教に影響を与えたか、いかに日本仏教を(世界に比べて)特殊なものにしてしまったのか。 これを見れば、【日本仏教の本質】が分かる! シリーズ【最澄の生涯】、最終回、どうぞお楽しみください。
●チャプター 0:00 最澄VS徳一〜みんなが仏になれる?〜 7:51 最澄のトンデモ改革!? 世界と全然違う「日本仏教」の誕生 【参考文献】 木内 堯央 (著)『最澄と天台教団』 (講談社学術文庫) 大久保良峻『伝教大師 最澄』(法藏館、2021年) 立川武蔵『最澄と空海 日本仏教思想の誕生』(講談社選書メチエ、1998年/角川ソフィア文庫、2016年)