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哲学入門87 内村鑑三 無教会主義

2019-04-19 05:28:43 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第87回、内村鑑三 無教会主義です。


 ここから https://www.youtube.com/watch?v=pSKyj-pWAhw

世界大百科事典 第2版の解説の解説です。

うちむらかんぞう【内村鑑三】

1861‐1930(文久1‐昭和5)
日本のキリスト教界を代表する一人。無教会主義の創始者。高崎藩士内村宜之の長男として江戸に生まれ,有馬英学校その他に学んだのち札幌農学校(現,北海道大学)2期生となる(1877)。
ここでW.S.クラークの感化を受けてキリスト教に入信した。
卒業後は水産研究に従事したが,結婚に破れて渡米し,アマースト大学に学んだ。その学業は今日の一般教養程度のものであったが,総長のシーリーJ.H.Seeleyの感化の下に回心を体験したこと(1886)は以後の活動を決定した。


昨日まで北海道にいましたが、クラーク博士の像は見逃しました。

内村鑑三といえば、学生時代に『後世への最大遺物』を読んで感動したことを覚えています。
当時の内村は33才。
前年から著作を始めています。

内村は




内村は、アメリカに幻滅し、日本こそがキリスト教社会の実現にふさわしいと考えたのです。

彼は


「教会」という建物・組織のことです。



白坂先生によれば、キリスト教が日本で広がらなかったのは、一神教だからではないかということです。
日本人は、基本的に多神教の民族なのです。

内村が




内村は、天皇に敬愛の念をもっていたが、神格化して、信仰の対象とはできなかったのです。
キリスト教徒としては当然でしょう。



当時の風潮に反対したところはさすがです。



内村は冷静でした。
正しいことを、堂々と述べたのです。

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