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南アフリカを探ろう!-4-

2010-06-16 06:21:12 | 社会科こぼれ話
それではなぜアパルトヘイト?

これは、南アフリカの歴史をたどらないといけません。

ヨーロッパで大航海時代が始まった1488年、ポルトガル人のバーソロミュー・ディアスがアフリカ大陸南端の喜望峰に到達しました。

それまでは、地中海こそが「海」。地中海を通らないと、貿易はできなかったのです。

しかし、バーソロミュー・ディアスがインド到達への道筋を発見したことによって、ヨーロッパ人はアラブ人を介さずに、直接インド・アジアと交易が可能になりました。
これにより、地中海のイタリアから、大西洋のポルトガル、スペイン、そしてオランダへと覇権が移るのです。

オランダ東インド会社が、ケープタウンを中継基地とし、多くのオランダ人が移住しました。
その後、金鉱が発見され、イギリス人が多く移住し、武力で南アフリカ全体を支配下に治めました。ここから、差別政策が始まるのです。

1934年には、主権国家として独立します。
第二次大戦、朝鮮戦争にも軍を派遣します。

人種隔離政策への批判により、英連邦から脱退、国際的孤立を深め、それがますます隔離政策を進めていくのです。

ただ、日本人は名誉白人として認められ、南ア政府や企業と深いつながりをもつことになりました。

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