１２月２２日の社説は・・・

朝、アップしたつもりでアップしていませんでした。
珍しいミスです。

今さらですが、今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　診療報酬―メンツ争いの先を見よ
・　米金融緩和―出口へ細心の目配りを

読売新聞
・　東電追加支援　賠償と廃炉へ体力をつけよ
・　改正生活保護法　就労支援で自立の手助けを
　
毎日新聞
・　地方税の改革　共同税を議論すべきだ
・　ウクライナ　圧力に訴えない解決を

日本経済新聞
・　財政再建に禍根残す診療報酬の増額改定
・　ＮＨＫの独立性貫く経営を

産経新聞
・　米国の緩和縮小　「出口戦略」の手本見せよ
・　ＮＨＫ新会長　改革加速し公正な放送を
　
中日新聞
・　中国の夢の行方は　週のはじめに考える
　
※　中日を見てみましょう。

「習近平体制が発足して一年となる十一月中旬、上海を訪れました。（中略　マンションのチラシを見ると）「五百五十万元、七百九十万元…」。人民元で書かれた金額を日本円に換算して驚きました。およそ九千三百五十万円、一億三千四百万円となります。まさにバブル真っ盛りといえます。」

　その後では、安いランチが約１３２０円とも・・・・。

　これが、みんなそれなりの収入があれば別です。

　しかし実際は・・・・

「対照的な光景もありました。地下鉄の階段には、唯一の財産とおぼしきズダ袋を枕に、昼間から寝転んだりうずくまったりする路上生活者が目についたのです。」

　北京大学の調査では、「最富裕層（上位５％）と最貧困層（下位５％）の世帯年収の差は二百四十倍にも。都市と農村の格差も深刻です。」

　中国は、「富の分配」のシステムができていないのです。

　「富の分配」とは、日本ならたとえば累進課税であり、地方交付税です。社会保障もそうでしょう。

　日本は資本主義の国。中国は社会（共産）主義です。

　しかも、システム以前の問題で崩壊しているのが・・・

「民が切望しているのは、党や国家の威信を借りて私腹を肥やすような、社会的な不平等の解消なのです。」

　モラルとコンプライアンスの崩壊です。

　そして危惧するのが・・・
　「言論や思想の引き締めを強めていることには内外の懸念があります。」

　体制崩壊の方向へ向かっているように思えるのですが・・・・。