『社会科 授業の基礎基本』－２４－

星野成実先生の『新任教師の仕事　社会科 授業の基礎基本』（小学館）を紹介します。



今回は、Part２ 社会科Ｑ＆Ａ　より　　発表会を盛り上げていくにはどうしたらいいですか　

星野先生は次のように書いています。

Ａ　調べて分かったことや考えたことを、誰かに伝えたいという子どもの学習への思いを生かした学習が「発表会」です。しかし、発表会は、発表者の一方的な話に終わることもあります。大切なことは、子どもに何のための発表会なのか、学習にどのように生かすのかということを十分に意識させることです。

前述の通り、私は、調べてまとめ、発表する活動を授業の中に組み入れてきました。

そこでは、理解してまとめる力もさることながら、表現力が重要になります。

初めにいくつか例示し指導しますが、他のグループの発表を聴きながら、徐々に上達していきます。

その方法は、通常のプレゼンを作成して説明するだけでなく、いろいろな方法が登場しました。

○　紙芝居やペープサートによるもの。

○　劇化して伝えるもの

○　短編映画を作って映写するもの

○　模型を作って紹介するもの

いずれも、聴く人の立場に立って、いかにわかりやすいかを意識した結果です。

参考資料は、最後に印刷して渡していました。

戦時中の人々の暮らしでは、すいとんを作って食べさせたグループもありました。
ロールプレイでは、衣装にも凝ったチームもありました。

盛り上がることはもちろん、印象も強く、定着度も比例して高くなるからたいしたものです。

子ども達は、教師を超えてしまいます。

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