第 55 回全国中学校社会科教育研究大会 名古屋大会 に参加しました
案内です。
令和4年11月11日(金) ウインクあいち(WINC AICHI)で開催されました。
主 題 人間の生き方を問い続ける社会科学習
〜「多様化する社会」を生き抜く
生徒を育てる授業の追究〜
教材化の工夫について |
昨年度、中学校部会で示されていた3点の教材化の要件を、小学校部会でも明確にして実践に取り組みました。小学校・中学校の各分野間で統一した要件のもとで、教材化の工夫に取り組むことで、子どもたちは「多様化する社会」と自らのつながりに気付き、今日的で身近な課題を捉えることができました。そこで、今年度も、以下の3点を教材化の要件として示すことで、小・中が統一した要件のもとで、教材化の工夫に取り組むことができるようにします。 |
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学習活動の工夫について |
昨年度、小学校段階では、これまで小学校部会で培ってきた3段階の学習段階「つかむ」「調べる」「まとめる」を生かし、よりよい社会の実現に向かう「新たな課題」に出合う「つなぐ」段階を設定しました。また、中学校段階では、一昨年度同様、学習段階を「とらえる」「考える」「認め合う」「つなぐ」段階を設定しました。これにより、小学校・中学校の子どもたちは、それぞれがよりよい社会の実現に向けて、自分の考えをもつことができました。 |
私は、地理部会に参加しました。
2本の発表のどちらも、教材研究がしっかりとなされていました。
以前、明治図書の論文で、地理は、分析と総合の往復運動と書きました。
特定の事例から一般化し、またさらに事例に還り、さらに上位の概念で一般化することを繰りかえすという意味です。
今回はアフリカの将来についての授業実践がありました。
先日岐阜で見たものは、ガーナでシアバター生産の支援をしている前田さんを通して、新のアフリカの支援について考えていきました。
名古屋のテーマは、人間の生き方を問い続ける社会科学習。むしろ岐阜の授業こそが、生き方に触れています。
名古屋の例は、人が見えてきませんでした。
社会科の鉄則(私の言葉ですが・・・)に、「データには具体的事例で命を吹き込め、具体的事例はデーターで裏づけろ」というのがあります。
今回の実践では、具体が弱く、データによる評論家になってしまったのが残念でした。