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お・か・た・づ・けの文化

2014-06-20 05:22:56 | 日記
 昨日の産経新聞のコラム「産経抄」になるほどという内容が掲載されていました。

 後半部分を引用します。

▼サッカーW杯ブラジル大会の日本-コートジボワール戦後、数百人の日本のサポーターが、ごみ拾いを行って話題になっている。スタンドのごみは、応援で使った「サムライブルー」のポリ袋に入れて帰った。その姿がインターネットで紹介されると、世界中から称賛の声が相次いだ。日本が初出場した1998年のフランスW杯から続いている活動だという。

 ▼「来た時よりも美しく」という標語は、今でも観光地で見かける。日本人の美徳のひとつとして、「美化」はしっかり根付いている。と、言いたいところだが、アルピニストの野口健さんによれば、はしゃいでばかりもいられない。

 ▼野口さんは、昨年世界文化遺産に登録された富士山の清掃活動に、取り組んできた。ボランティアの数も年々増えている。数年前のもくろみでは、昨年中にごみを一掃するはずだった。ところが、周辺の土の下から新たに大量のごみが見つかり、最近では、ごみ拾いより「ごみ掘り」に追われているそうだ(『世界遺産にされて富士山は泣いている』PHP新書)。

 ▼2020年の東京五輪に向けて、さらに多くの外国人観光客を迎えることになる。彼らを失望させないために、「お・も・て・な・し」に加えて「お・か・た・づ・け」も徹底したいものだ。


 その通りです。

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