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7月18日の社説は・・・

2014-07-18 05:18:13 | 社説を読む
父子訴訟判決でしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 秘密の運用―欠陥は埋まらない
・ 父子の関係―現代の家族に添う法を

読売新聞
・ DNA父子訴訟 民法の枠組み重視した最高裁(2014年07月18日)
・ ベネッセ流出 逮捕を情報管理徹底の契機に(2014年07月18日)
 
毎日新聞
・ DNA父子訴訟 時代に合った法整備を NEW (2014年07月18日)
・ 都市対抗野球 ドラマの続きが始まる NEW (2014年07月18日)

日本経済新聞
・ 企業は「多様な正社員」の活用を競え
・ 何が父子関係を決めるのか

産経新聞
・ 中国の掘削撤収 警戒と圧力なお緩めるな
・ 最高裁DNA判決 法律婚重視の判断妥当だ
 
中日新聞
・ ベネッセ事件 子どもへの責任は重い
・ 父子関係訴訟 「親はどっち?」に悩む
 
※ 全紙が父子訴訟判決で並びました。

ただ、その評価は微妙に異なります。

産経は積極賛成です。
「法律婚によって築かれる家族は尊重、保護されるべき社会の最小単位である。最高裁の判断は、この大原則に沿ったものとして評価したい。」

読売は客観的に書いています。
「父子関係について定めた民法の枠組みを重視した司法判断である。」

日経も微妙です。
「父子関係はどう決まるべきなのか、十分に応えた判決といえるのか。大きな問いかけは残されたままだ。」

朝日もどちらも認めています。
「法的な親子には相続、扶養など様々な権利、義務が伴う。父子として築いてきた関係を血縁がないという一点で否定するべきではない。そうした最高裁の考え方は理解できる。

 一方、妻が夫以外の男性と子どもをもち、その後に離婚して3人で新生活を始めたケースでも、子の法的な父は前夫。血縁も育てる意思もある人が法的な父になれない結論に割り切れなさを感じる人もいるだろう。」

毎日はやや批判的です。
「時代の変化に応じた民法の見直しの議論を本格化させてほしい。」

中日もやや批判的です。
「先進諸国では規定を次々と改正している。民法も家族法ももはや限界ではないか。」 

読み比べ安いテーマでした。
それにしても、家族とは何かを問う悩ましい問題です。

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