吉田城の魅力【愛知県豊橋市】
愛知県豊橋市にある吉田城は、公園として整備されながらも当時の面影を残す歴史的な観光名所の一つです。 16世紀に築城され、徳川四天王である酒井忠次や世界文化遺産である姫路城を築いた池田輝政などの有能な譜代大名が城主を務めてきたお城で、続日本百名城にも選ばれています。 総構えであった吉田城は現在の三の丸よりもさらに広く、東は飽海町から旭町まで、西は関屋町のあたりにまで及び、その総面積は名古屋城をも凌ぐものでした。 本丸御殿や櫓などの建築物のほとんどは現存していませんが、当時日本最大級であったとみられる池田輝政時代の野面積み高石垣や土塁、堀切など多くの遺構が広大な範囲にわたって現存しています。 現在は豊橋公園として整備され、豊橋市民の憩いの場として様々なイベントが行われており、2013年には、豊橋青年会議所により吉田城前の広場で10万4,840個のアルミ缶を使用して吉田城櫓のモニュメントが作られ、「アルミ缶でできた最大の像」部門のギネス世界記録に認定されました。 豊川に面しており、自然も多く、多くの遺構が残っていることで飽きの来ない豊橋公園は散歩やランニングにもおススメです。