職場旅行（８） 泉岳寺

職場旅行の紹介最終回は、泉岳寺です。

泉岳寺は曹洞宗の寺院です。

徳川家康が外桜田（警視庁の近く）に創立しましたが、寛永の大火によって焼失しました。
そこで、家光が、現在の高輪の地に、毛利・浅野・朽木・丹羽・水谷の五大名に命じ、移転したのです。

浅野家と泉岳寺の付き合いはこれから始まりました。
そのために、浅野家と赤穂義士のお墓があるのです。

中門です。



山門です。



山門右手前にある大石内蔵助良雄銅像です。当時の風俗である元禄羽織を身につけ、連判状を手にして東の空（江戸方向）をじっとにらんでいる姿を表しているそうです。



本堂は戦災で焼失し、戦後再建されました。ご本尊は釈迦如来です。



泉岳寺の縁起が書かれています。

「今川義元の菩提を弔うために・・・」

幼年時代、人質になった今川義元をなぜ弔う？

おそらく、家康は、怨霊を恐れたのでしょう。幕府の安定に役に立つことなら何でもやろうとしています。



赤穂義士墓所の入り口です。



血染の梅、血染の石　

浅野内匠頭は、田村右京大夫邸の庭先で切腹を命じられました。
田村家には迷惑な話だったでしょう。その血がかかったと伝えられている梅と石です。

あれっ？銀杏の木でなかった？



首洗い井戸

義士が討ち入り後、吉良上野介の首をこの井戸水で洗い、主君の墓前に供え報告しました。



川上音二郎の碑は、もともとは墓が「首洗い井戸」の真後ろにあったらしい。
それが谷中に移り、現在の福岡・承天寺に？

もともと泉岳寺が檀家のようです。



浅野内匠頭の墓です。



奥方の阿くりの墓所です。



義士の墓の解説板です。



大石内蔵助の墓所です。



大石主税の墓です。



堀部安兵衛、中村勘助、菅谷半之丞の墓です。



赤穂義士記念館です。義士の貴重な遺品などが納められているそうですが、時間切れで入れませんでした。



門前のお土産やさんです。



大石内蔵助キューピーです。



土産店には、義士オタクのような女性が数人買い物をしていました。いろいろなグッズを集めているようでした。


前回も書きましたが、私は、あの討ち入りは犯罪だと思っているので、こうしたグッズには違和感を禁じ得ません。史実を正しく見とるのが、歴史家の役目だと思います。

最後に墓所のパノラマ写真です。





泉岳寺ＨＰ
http://www.sengakuji.or.jp/