あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

第7回 金融経済教育研究会 -3-

2013-02-19 06:32:28 | 社会科関連情報
第7回 金融経済教育研究会 -3-

平成25年2月16日(土)に名証ホールで行われた様子をお知らせします。

学校における「経済教育」の現状と課題
            名古屋女子大 宮原 悟




たいへん興味深い講演でした。

例えば、「経済(学)とは何か」と聞かれたら何と答えますか?

先生は明解に答えてくれました。

「人々を救うこと」

「生産・分配・消費を工夫することで人々により多くの満足を与える」


要するに、資源の有効活用です。資源とは、家計なら給料、国なら税、そして資産です。
他にも、地下資源、観光資源、人的資源・・・、いろいろ考えられます。

これらを有効活用して、世の中をうまく治め、民を救うこと。利害対立を乗り越えて、人間を幸せにすることが経済なのです。


「経済問題とは何か?」

自由がいいのか平等がいいのか

資本主義と社会主義の対立に構図が似ています。



自由は格差が生まれ、無秩序です。

平等は規則でがんじがらめで、経済は悪くなる
 
どこが一番ベストなのか = 経世済民 の視点でベストポイントを模索することなのです。


社会保障制度の充実は平等の発想です。
しかし、過度の社会保障は、結局国が滅びます。

郵政民営化は、自由。TPPも、推進論は自由。

物価も、均衡価格は自由、公定価格が平等。

経済はいろんな顔を見せるが、本質は見えない。

自由になったら、平等になったら・・・

経済問題を解く= ベストポイントをみんなで話し合うことなのです。
 
中学校公民の指導要領で「対立と合意」「効率と公正」が登場しましたが、これも、同じ。この言葉は、経済学の視点なのです。


「社会を動かす経済動機」

これまでの歴史は経済で動いてきた。

戦争だって、根本には経済がつき動かした。経済が戦争を起こした。

などなど・・・。

後日、まとめたものを紹介します。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。