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国芳「東都三ッ股の図」-2-

2012-05-23 06:30:31 | 社会科こぼれ話
歌川国芳が天保の改革により才能が開花したというのは、興味深い話です。

しかし、その前の水滸伝シリーズにも、生き物の描き方に兆候が見られます。



水野忠邦が行った天保の改革では、役者・芸者などの絵を出版することが禁じられました。

国吉は、この禁令により、戯画や子ども絵などでアイデアに富む作品を多く描いています。





特に猫が多いのですが、擬人化された動物や器物などは、江戸っ子の生活ぶりを表しています。

権威に対する皮肉たっぷりの江戸っ子の特徴も表れています。


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