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9月21日の社説は・・・

2014-09-21 05:13:09 | 社説を読む
公明党あたりが主役か。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 国会の多弱―「野党の本分」に活路を
・ 調査捕鯨―強行の損失は大きい

読売新聞
・ 調査捕鯨 再開へ日本の主張は通るのか
・ 女性活躍法案 働き方の見直しにつなげたい
 
毎日新聞
・ 円安の進行 負の側面を警戒しよう
・ 公明党大会 守るべき一線を示せ
 
日本経済新聞
・ 中国主導のインフラ銀にどう向き合うか
・ 公明は結党の原点を見失うな
 
産経新聞
・ 原子力規制委 欠乏した対話力の回復を
・ 調査捕鯨先延ばし 継続へ丁寧な説明尽くせ
 
中日新聞
・ 再び「政治主導」を問い直す 週のはじめに考える

※ 公明党、調査捕鯨以外は分かれました。

 中日を取り上げます。

「改造内閣の閣僚名簿をみると「内閣府特命担当大臣(以下、特命相)」という肩書の大臣が多いことに気付くでしょう。たとえば、麻生太郎財務相は金融、小渕優子経済産業相も原子力損害賠償・廃炉等支援機構を担当する特命相を兼務しています。
 有村治子女性活躍担当相のように兼務ではなく、特命相が本業の例もあります。特命相は全部で八人もいます。いったい特命相とはどんな大臣なのでしょうか。」 

 その8人です。

内閣府特命担当大臣(金融担当) 麻生太郎
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償支援機構担当)小渕優子
内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)望月義夫
内閣府特命担当大臣(防災担当)山谷えり子
内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)
         (科学技術政策担当)
         (宇宙政策担当)山口俊一
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)
         (少子化対策担当)
         (男女共同参画担当)有村治子
内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)甘利明
内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域担当)石破茂

 8人ですが、肩書きは12もあります。

「大臣と言えば、財務相や経産相のように省庁の大臣をさすのが一般的でした。広い部屋にどんと構えて、事務次官以下の官僚を指揮する。そんなイメージです。
 ところが特命相は特定の省庁を抱えていません。内閣府に大臣室を構えて、複数の省庁から出向してきた少数の官僚とともに仕事をしています。
 なぜ特命相が八人もいるのか。一言で言えば、大臣の仕事が役所の縄張りを超えて広がったからです。それは日本の社会構造が複雑になって、一つの役所だけでは対応できないようになった裏返しでもあります。」

「社会が複雑になって、一つの役所では解決が難しくなった事情が特命相を生み出した。だが、彼らは具体的な権限を持っていない。この問題を突き詰めると、それだけ首相官邸を軸にした政治の指導力が問われていることになります。だから「政治主導」は時代の要請でもあるのです。」 

「長い目でみると、特命相が閣僚全体の半分近くを占める今度の改造内閣は、将来の統治構造改革への途中プロセスかもしれません。すでに内閣府の肥大化は問題視されています。ここは走りながら考える。野党もぜひ問題意識をもって、自由な議論と構想力を示してほしいところです。」

 最後はその通りです。

 時代が、社会が、これまでの省庁の割り振りを越えた問題を生み出しているのです。

 省庁再編も、近い将来必要なのかもしれません。 

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