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岐阜大学教育学部附属小学校 研究発表会

2017-06-25 06:15:58 | 日記
岐阜大学教育学部附属小学校 研究発表会へ行ってきました。
平成29年6月24日(土)


以下は自分のメモです。
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歌がうまい。
発声がしっかりしている。そして声量もある。学級によってffが濁るところもあるが十分に合格点である

いつものように、特別支援学級の活動部屋をのぞく。
毎年違う部屋をよく考えるものだ。
感覚統合の勉強をしているのだろう。
よく考えられている。

研究サブテーマは「主体的・協働的な学びと自己の学びを省察する児童」

「省察」はデカルトの著書。
「我思う」というふりかえりということか。

社会科6年生の歴史の授業。
元寇後の北条氏は勢力が倍増している。
その中で徳政令が出された。
北条氏は土地があるのに、なぜ徳政令を出したのか?
これが本時の課題だ。
通常の授業よりも1歩も2歩も深い。

考える立場を決める。
思考ツールを配付。
□の中にxのある図形が並んでいる。

25分後に教室へ。
あるグループは次のようになっています。


「武士」「幕府」「朝廷」「承認」の立場で、
「徳政令を出した場合」「幕府の土地を分け与えた場合」
2つの政策を、5段階で表すというものだ。
おもしろい!

四角形の面積が広い方が、より多くの立場の人に有用な政策と言うことにはなるが、実際はそう単純ではない。
しかし、多角的に考える手立てにはなる。

「武士のための政治をしようと思っていたのに、こんなになってしまったのか?」について意見を述べ
「このあと幕府と武士の関係は?」これを次回に見ていこうという予告が行われた。

ふりかえりでは、「3分で300文字」
「なぜ幕府は徳政令を出したのか、初めの意見と、仲間のみんなの意見でこうなりましたを書いてほしい」

ノートはスケッチブック。
タブレットはタイマーとして利用。

このクラスの子も、理科の授業で見た子も、とても長い息で説明していた。
話す方も、聞いている方も偉い。


音楽 リズムでお店やさんをやろう
 メトロノーム110がなってる中で「こんにちは」「いらっしゃい」「にーんじん」「またくるね」「ありがとう」
 4拍子で、3拍に言葉を入れて1拍休むという遊びです。


国語 やまなし
 2枚の幻灯を比べ、「やまなし」を通して賢治がつたえたかったことについて考えよう
 キーワードの対比だけで、賢治の思想が出てくるのかは難しいところです。

図工 いきいきいい木でいいきもち
 木ぎれをならべたりつないだりしておもしろい形を作ろう。
 いつも発想がおもしろい。

音楽にも図工にもタブレットがある。ビデオ機能を使うようだ。

外国語 ペアを捜そう
 相手に話しかけて 持っているものを尋ねている。
 色と形だ。

国語 作文 行きたい理由を3つ考えている

国語 よりよい話し合いをしよう
 4人で話し合い、他の4人が聞いている。
タブレットで撮影をしている
 
理科 てこの説明をしている。長い息で話している。


社会科 5年生
水産業と私たちの生活
 「ウナギをとって食べ続けるようにするには禁漁期間を作るべきか」

課題は前時に決まっており、児童はすでに考えをまとめている。
黒板には、中央を中心に、左右4までのメモリが打ってある。
意見の視覚化だ。
左が禁漁期間を作るべき、右が作るべきでない。
意見のの視覚化は、昨年までもあったが今年も継承している。
授業が始まる前に児童は意見を貼り始めた。
禁漁期間を作るべきの左が24、右が9人だ。

ウナギを食べるための主な案は? つぶやいてごらん
「輸入は厳しそう」「養殖はコスト高」「増やすには禁漁」など
今日はグループで交流しよう。各グループにはどちらの意見も混じっているはず。そして班としての意見をまとめてほしい。
15分あげよう。
(この間他教室へ)
10:27
ある班が発表していた。

禁漁すれば、ウナギ屋が減り、養殖業者が減り悪循環になる。
禁漁しても、増えて乱獲すれば同じ。結局ウナギ屋が困る。
店がやめると、禁漁期間が終わっても売れない
真ん中の意見 禁漁期間を短くする

禁漁の人は、これからの食生活のことを考えている。
禁漁しない人は、日本の文化・商売について考えている。

この両方を折り合うには?
「一部禁漁」 親ウナギは× シラスはOK○
禁漁期間を減らす 

まとめ
最初はどうで あとどうなったのかを書いてほしい。

思考を視覚化し、個人の時と話し合った後で思考の変化を振り返るパターンである。

テーマの「省察する児童」を実践していた。
どの教科でもやっているようだ。


外国語は奈良・京都の思いで
 「伝え合おう 京都・奈良 旅の思いでは」
モデルスキットは
T1:Where did you go in Kyoto?
T2:I went to Ginkakuji temple.It was old and simple.
T1:Where did you see there?
T2:I saw the garden.It was beautiful.

タブレットを使って、自分で撮影した?写真を提示しながら対話をしていた。
さらに訪ねたいことがあれば、既習の単語などを使って、見振り手振りで
伝えようとした。
積み重ねがすごい。
中学校過去形の内容がすでに使われている。


図工は思い出のモニュメント。
岐阜駅の前に、モニュメントを作る設定である。
実際に駅の写真が印刷されている。
ただ、縮尺はどうなるのか?
あまり深く考えないのかな?
手元にある材料では限界があり、難しさを感じた。
児童は、針金をうまく活用していた。


音楽は頑張れソングを作らせている。
学級で育てている花へ向けた歌詞に、「ミソラ」を一人2小節作って合わせるようだ。
どんな曲になったのだろうか。


理科は水を温めたり冷やしたりして体積はどうなるかを実験している。


健康教育 
献立を考えて発表していた


教育心理 自分を知ろう仲間を知ろう

家庭科 休日の過ごし方
 配置 という概念だった。

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以上が回りながらのメモです。
間違いがあればご指摘ください。



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