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『タンホイザー』-1-

2019-06-26 05:53:00 | 音楽雑感&関連サイト
DVDオペラコレクション『タンホイザー』を見直しました。

これも、生活に余裕ができたからでしょう。
3時間集中できる時間は、現役の人にはなかなかありませんよね。



オーケストラ、特にベートーヴェンやブラームスを主なレパートリーにしているアマチュアオケにとって、ワーグナーは特別です
演奏の技術的な難しさもありますが、それ以上におもしろいのです。革新的なのです。

ベートーヴェン (1770年~1827年)以後、オーケストレーションが上手いと言われる人の活躍した年代を調べてみましょう。

ブラームス     (1833年~1897年)
チャイコフスキー   (1840年~1893年)
マーラー       (1860年~1911年)
リヒャルトシュトラウス(1864年~1949年)
ラヴェル (1875年~1937年


個性的な面々ですが、オーケストレーションという視点で見ると、やはり先人の影響は確実に受けています。
まさに進化の歴史です。

しかし、革新的なワーグナーは1813年~1883年

ベートーヴェン以降でオーケストレーションでワーグナーに影響を与えそうな人は

ウェーバー   (魔弾の射手、オベロンなど)(1786 - 1826)
ロッシーニ   (セビリアの理髪師など)(1792 - 1868)
ベルリオーズ  (幻想交響曲など)(1803 - 1869)
メンデルスゾーン(各交響曲、ヴァイオリン協奏曲など)(1809 - 1847)
シューマン   (各交響曲など)(1810 - 1856)
    ぐらいです。

この人たちも確かに、個性的ですが、ワーグナーは突出しています。
その革新性は、ブラームスやチャイコフスキーを越えているかもしれません。
これについては、また後日考えたいと思います。

DVDストーリーガイドより 
官能と純愛のはざまに揺れる男心
女神との愛欲に溺れた吟遊詩人は、清き乙女の祈りを受け、改悛の旅に出ます。果たして、悩める男は救われるのでしょうか?



作曲:リヒャルト・ワーグナー
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:オットー・シェンク
演奏:メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
出演:タンホイザー…リチャード・キャシリー(テノール)
エリーザベト…エヴァ・マルトン(ソプラノ)
ヴェーヌス…タティアーナ・トロヤノス(メゾ・ソプラノ)
ヴォルフラム…ベルント・ヴァイクル(バリトン)
ヘルマン…ジョン・マカーディ(バス)
収録場所:メトロポリタン歌劇場《1982年収録》
収録時間:約3時間9分(2枚組)


続きます。

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