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世界を見る目が変わる50の事実-39-

2010-10-31 06:04:42 | 社会科こぼれ話
国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットにちなみ、ジェシカ ウィリアムズの評判の書 『世界を見る目が変わる50の事実』(草思社)の内容を社楽的に読むシリーズ。



第39回は、毎年、200万人の女性が性器切除される

コメントしにくいテーマです。

内容もさることながら、風習だからです。

女性器切除(略称FGM)について、Wikipedia には次のように書かれています。

歴史的に見てFGMは2,000年もの間、赤道沿いの広い地域のアフリカで行なわれてきた。現在ではアフリカの28ヶ国で、主に生後1週間から初潮前の少女に行われる。アフリカの人口増加に伴い、以前より多くの少女達が性器切除を施されている。

欧米においては、この慣習の存在する地域から移民した人々の間においてもFGMが広く行われていることが昨今の調査で明らかになり、それに対して法的な規制を制定する国も増えてきている。

実際に、アメリカでナイジェリアからの移住者の母親が、娘に自分でFGMを施して傷害罪で訴えられたり、フランスに住むアフリカ系女性28人が、娘にFGMを施したとして禁錮2~5年の判決を受けたりしています。

欧米から見れば明らかに理不尽な風習が、アフリカでどうなっていくのか、ここは人類の知恵を集めたいものです。

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