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鏡はなぜ左右反転した世界を映すのか【鏡映反転の謎】

2024-04-24 06:10:24 | 哲学の窓

鏡はなぜ左右反転した世界を映すのか【鏡映反転の謎】

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□注釈と引用

*1『プラトン ティマイオス・クリティアス 岸見一郎訳 白澤社現代新書』P72 46a ー今や、イメージが鏡の中や何かを映す滑らかな面に作り出されることについて理解することは、もはや少しも難しいことではない。この場合、内と外の火の双方が互いに交わり、さらに、一体化した火が、滑らかな面に形成され、それがさまざまな仕方で姿を変えるのだが、そのようなことから必然的に、このような種類のイメージのすべてが現れるのである。即ち、顔からの火が、滑らかな光った面で視覚からの火と結び合う場合に、そのような結果が生じるわけである。また、左側が右側に見えるのは、通常の衝突の方法に反して、視覚の反対の部分に反対の部分との接触が起こるからである。しかし、右側が右に、左側が左に見えるのは、光が、結びつく相手と結びつく過程で、位置を変える時である。そして、このように鏡の滑らかな面が右側も左側も高くなり、視覚の右の部分を左へ、左の部分を右へ押しやる場合に起こる。しかし、この同じ滑らかな面が顔に対して縦向きの方向に向きを変えられる場合には、それはあらゆるイメージを上下逆さまに見えさせる。これが視線の光の下側を上側に、上側を下側に押しやるからである。 *2 今回動画を作るにあたって参考にさせていただいた『鏡映反転――紀元前からの難問を解く|高野 陽太郎 』によると、自分が写った鏡の像が「反転している」と認識する人は、全体のおおよそ7-8割程度らしいです。2-3割の方は、鏡に映った像を見て「反転している」とは思わないということです。これもとても不思議です。 *3『鏡映反転――紀元前からの難問を解く|高野 陽太郎 』によると、文字を確認する実験ではほぼ100%の人が「像が反転している」と認識したとのこと。 *4 厳密には違います。座標的な観点で考えると、日本の上下とブラジルの上下は真逆です。ここでは話をシンプルにするために、あえてスルーします。

□参考文献

鏡映反転――紀元前からの難問を解く https://amzn.to/3SiGyAr

ティマイオス/クリティアス https://amzn.to/45XrA5Q


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