日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

2007-03-09 23:32:48 | Weblog
さっきまで、中村勘三郎襲名の特番を見ていた。
勘太郎の怪我とか、源三郎の死とか、けっこう重い内容だった。

勘三郎さんは自分の父親が亡くなるときに、舞台に立っていたから
死に目に会えなかった。芸を志す者の宿命。

だけど、そういうのは冷たいわけじゃなくて、人一倍強靭な使命感と、
誇り、そして父親を含む周りへの愛情があるからこそ、過酷な状況でも
いつも通りのことが出来るんだと思った。

どんなに偉い人でも、やっぱりみんな人間なんだから、
心の部分を軽んじていてはダメだと思う。

人より多く傷付いたり、見たくないと思う物をたくさん感じてしまっても、
無感動・無感覚でいるよりはずっといい。

そういうのを全部自分の糧として人に向けて還元できるのが、
本当に才能があって、芸術を志している人たちなんだと思った。

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