日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

からまった糸のよう・・・

2009-09-06 21:40:38 | Weblog
ピアノを弾いていて、よく思うことがあります。

私はテクニック・やる気・体力が規定値よりも低いようで、
勢いのあるカッコイイ曲がとにかく苦手です。
そういう曲の譜読みや練習をしていると、ものすごく巨大な糸のかたまりを
ほどいているような気分になります。

糸は一本なのですが、とにかく複雑にからまっていて、どこからどうやって
ほぐしたらいいのか、なかなか見つけることができません。

でも、部分練習をしたり、ちょっと弾ける所が出てくると、しばらくの間は順調。
そして最後に、所どころにどうしてもほどけない固い結び目のような難所が残ります。

今、私がほどくことのできない結び目は2つあります。
(ベートーヴェン ピアノソナタ18の4楽章)
これが一本の糸になったら、今度は太さの違うところや曲がったところを
全部まっすぐにして、遠くまで伸ばせばそこで一段落でしょうか。


ここ一年ほどで、ますます繊細な演奏が好きになりました。
技術的なことにとらわれていると、自分を客観的に見ることができなくなります。
目の前のことで精一杯で、鳴っている音を制御するまでに至りません。

一見、ガツガツしたような曲でも、ちゃんと流れを理解して、
よどみなく、しかもメリハリを利かせて演奏できればますます音楽が
楽しくなると思います。

今、合唱団で伴奏をしている曲も、難しい箇所でつまずいていました。
何度練習しても解決の糸口が見つからなかったのに、一緒に伴奏をしている
先生に相談したところ、一瞬で解決してしまいました。
いつも適切なアドバイスで助けて下さる先生に感謝です!!!!
もう少し弾けるようになったら、今度は曲の流れもおかしくないか
聴いていただく約束をしたので、きっと本番は大丈夫です♪


最近何を弾いても指が追いつかないような気がするのは、
きっとハノンを弾いていないせいです。
ハノンなんか弾かなくても私よりテクニックがある人、音の出る人はたくさんいて、
本当にうらやましいなぁ!!ずるいなぁ!!と思うことがよくあります。

でも、夕方見たTVで、本場イタリアのピザの大会で優勝したという日本人のピザ職人が
「人よりもたくさん働く。そうすれば、それが自信につながる」と言っていました。
私はピアノコンクールで優勝できるわけではありませんが、
ピザ職人を見習って、人よりもたくさん練習するよう心がけます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする