日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

ピアノ断捨離

2011-10-17 21:38:16 | Weblog
未だに売れ続けているらしい「断捨離」の本。
今日の某新聞の広告欄にも大きく載っていました。

母が「この本買って父に読ませようか」と言いました。

母、懲りません。。。。

捨てられる人は本を読まなくても捨てられます。

捨てられない人はその本すら溜め込んでしまいます。

私はどんどん捨てて掃除をするタイプで、本も必要なさそうです。




今日は須田先生のレッスンを受けてきました。

もうすぐ本番なのに全くやる気が出ず。。。。
何をどうしたらいいかも分からず。。。。

とりあえず曲とハノン(1~31まで)を必ず毎日弾くと決めて
うつ病のシューマンが乗り移ったような気持ちでの練習の日々。。。

楽しみにしていたはずのレッスンも受けたくなくなっていました。

今日は先生に怒られて、気持ちを切り替えよう。。。と思ってレッスンへ。

しかし、直前に先輩のレッスンを聴講していたあたりから
先生のあみ出した新しい奏法への興味と、どんどん変わっていく音にのめりこんで、
他人事のようにボーっとしていた気持ちが徐々に引き締まっていきました。

今弾いている曲はシューマンのソナタop,22の第1楽章ですが、
ペダルも汚いし、シンコペーションのかたまりがただううさく続くだけで
少し転ぶとどこまでも崩れるという悪いループに陥っていました。

1回聴いていただいただけで、先生には私が弾いていて(何か嫌だ…でも原因が分からない)
と思っている部分や、指が不安定で心配な部分が全部分かってしまったようでした。

アドバイスをいただき、その通りにやってみたところ、
思いもよらないような場所で拍をそろえるとそのフレーズがとたんに引き締まりました。
それに、曲想の変わり目で待つこと、ちゃんと準備をしてからうんと小さく入る所などを
教えていただいたら、ただうるさいだけではなく、ちゃんと曲に流れや意味が生まれました。

なかなかすぐには習得できませんが、まだ一週間あります。
毎日どういう練習をすれば良いのか方向性が見えたので、
あとは虫食いを埋めていくようにひたすら弾き込みたいと思います。



頭も曲も妙にスッキリして、私のピアノには断捨離が必要だったんだなと思いました。

今最新の断捨離は「ときめくかどうか」で物を捨てるという方法だそうです。

自分も聴いて下さる方もときめくような音を目指して頑張ります。

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