毎日の積み重ね

もうすぐ「子どもたちのピアノコンサート」のリハーサルです。
今年もうちの教室からは数人の生徒さんが出演します。



「ピアノの練習は好きですか？」

「毎日練習していますか？」



レッスンに来て、ハノンをヨロヨロ弾きながら「嫌い」と感じている子が
まだまだたくさんいます。

どれか１曲、一番弾きやすい物で良いので、自分の手にしっかりと馴染むまで弾いてみませんか？

私は中学３年から本格的にハノンの練習を始めました。
とっても遅いスタートだったので、指がとどかないとか、譜読みが大変という苦労はありませんでした。

ただ、手の痛みや暗譜の苦労はみんなと一緒で、それなりに一生懸命取り組みました。
どうすれば痛くなくなるか、先生に教わったことを一週間思い出しながら練習しました。
眠い日は目を閉じても弾けるようになりました。

思いがけず「子どもたちのピアノコンサート」での講師演奏の機会を頂き、
今はせっせと３１番までを繰り返すことを日課としています。

時間があればスケールとアルペジオも。

一日さぼれば音の違いが自分で分かります。
二日さぼれば家族が分かります。
三日さぼれば友達が分かります。

高校時代の担任に言われた恐怖の言葉です！

三日休んだ指をもとに戻すためには三日では足りません。
年齢を重ねると、それはますます長く大変な作業になるということを実感しています。

本番でキラキラな音を出すために、毎日少しの積み重ねを大切にしましょう。