
おはようございます。
私がバリカンでカットするようになってから寝ぐせが激しくなってしまったチビくんを、後ろから撮影しました。
我が家の姉弟は「おかあさんといっしょ」が大好きです。
チビくんは朝のこの一瞬だけ大人しかったのですが、またいつも通り大暴れです。
彼はほとんど言葉を発しませんが、歌(っぽいもの)を口ずさみ、音楽に合わせて体を動かすようになりました。
先日はじいじのヒーリングCDをすごい集中力で聴いていました。
小さいなりに、癒されたい事情があったのでしょうか?

娘のお弁当は、じいじのお庭で採ったアスパラ、ばあばが買ってくれた「ぐでたま」のかまぼこなど。
ホラーなお弁当ですが、娘は爆笑していました。
いつもは高校に行っている時間ですが、中間テストや時間割変更で今日はお休みです。
すでに遊び疲れたのか、リビングの床でチビくんが寝てしまったのでブログを書いています。
週の初め、須田先生のレッスンを聴講してきました。
ブルグミュラー25の練習曲とプレインヴェンションからの抜粋で、指導法などを教えていただきました。
実は子どもの頃、ブルグミュラーを1曲も習ったことが無い私。
妹が弾いていたのと、母の教室でのレッスンと、小学校の帰り道に教会から聴こえる誰かが受けているレッスン。。。。
耳だけの記憶。
ピアノを習っている生徒さんたちが大好きな人気曲は「アラベスク」や「貴婦人の乗馬」でしょうか。
私は昔から「天使の声」が一番のお気に入りです。
小さい頃に聴こえてくると「なんだか大人っぽくて素敵だな」と思っていました。
和音の移り変わりやペダルの感じに憧れました。
ブルグミュラーの練習曲には表題がついていますが、「日本人らしく」弾いてしまうと
全く表題のイメージが伝わってきません。
実際に、どうしてこういう題名が付いているんだろう?とギモンな曲もあるのではないでしょうか。
ところが、須田先生の手にかかると目の前でツバメが飛んだり、昔の駅で人が別れたり、
そういう場面がパッと浮かんできて、もうその題名しかないでしょ!というふうになるんです。
曲に対する想像力、それを音にするためにはどういうアプローチをしていけばいいのかという判断力、
そういう物をセンスというのでしょう。
いつもどんな曲でもレッスンを受ける度に、先生と自分との大きな差に驚き、感動します。
そして、自分の浅さに落ち込んだり反省したり。。。。。
少しでも近付けるように練習するぞ!という気持ちが新しく湧いてきます。
作曲者の残してくれたヒント(テンポや記号など)を見ながら、私たちは正解が分からない曲と
向き合っていかなければなりません。
そして、作曲した人の想いと、演奏する自分の想いを聴き手に伝えていくという仕事。
この途方にくれるような作業を一生続けていくわけですが、
どんな状況でも作曲者に失礼な演奏だけはしたくないと思っています。
とても難しい事ですし、なかなか進歩しませんが、忘れないようにしています。
生徒さん達を発表会やコンクールに出す時、私が一番願っているのもそのことです。
「誰かと競争するんじゃなくて、曲を作った人が喜んでくれるように弾いてね」と言います。
分かってくれるかどうか。。。。それでもきっとこの先もしつこく言い続けます。
もうすぐブルグミュラーに入れるかなぁという生徒さんがいるので、今回のレッスンはとても参考になりました。
この機会に、私もブルグミュラーを弾いて勉強してみたくなりました。
毎日子どもの面倒を見て、夕方に食事の準備をしていると、今日も育児と家事だけで終わってしまったと
悲しくなることがよくありますが、小さいけれど大きな心の支えができました。
楽しみが増えて幸せです。