日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

四七抜音階

2021-03-10 09:12:35 | Weblog
突然ですが、ドラえもんの映画の主題歌♪official髭男dismのuniverce♪とっても良い曲ですね。

キャッチーで、曲のどこを切り取ってもサビみたいです。

なんならイントロや間奏もサビみたいでワクワクします。

そして、良い具合に韻を踏んだりもしています。

最初の歌の入り方も良いです。「ソファミレド」いきなり音階で下ってきます。



星野源の「恋」も同じ「ソファミレド」で始まっています。

あの曲を聞いた時も下りの音階でいいなぁと思ったので、私は

「ソファミレド」が好きなのでしょうか?



同じ音階から始まっても全然違う2曲。

最初に書いたように、どこまでもキャッチーで人を惹きつけるメロディラインが

髭男さんの魅力なのだとすれば、星野源の魅力は「四七抜き音階」です。

源さんが演奏するマリンバの音と相まってオリエンタルな雰囲気。

一昨年の紅白あたりの時期、源さんは今までの音楽に飽きたというような

発言をされていましたが、四七抜きに限界を感じたのでは?と

素人の私は考えてしまいました。

だけど、univerceも恋も「ソファミレド」の後の音やリズムの無数の分岐を

とても上手くたどって、みんなが好きだと思える名曲になりました。

どちらの曲も好きです。



私の高校時代のピアノの先生が講師を退官されるそうです。

ピアニストで作曲家という才能豊かな先生です。

華奢な女性ですが、行動力がありすごくパワフルな先生です。

ショパンのエチュードop.10-5「黒鍵」を弾いたのは高校2年生の頃。

譜読みする前にいきなり楽譜に縦書きで「四七抜き音階」と書き込んだ先生。

「ドレミソラド」…和風?むしろちょっと中国っぽく聞こえる??ショパンなのに???

なんだか変な印象を持ってしまい、その時はあまり好きになれませんでした。

時が経ってみると、時々出てくる香り立つような和音にうっとりしたり

とても良い曲だということが分かりました。



ぼーっとしていて、譜読みも遅いしピアノに対して全く覇気のなかった私。

せっかく進めていただいたコンクールも、演奏会のソリストもことごとく断って…。

先生あの時はごめんなさいと今では思います。

そして、忍耐強く(時に大爆発もありましたが)レッスンして下さってありがとうございました。

頭の回転が速くて、とても親切な先生でした。それから、声がかわいい♪

元門下生たちでお祝いの会をする予定も、こんなご時世で中止になりました。

またいつかお会いしたら、笑顔でご挨拶がしたいです。

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