ここのところ、このブログでは富士山シリーズが続いています。冬になると天気の良い日には、鎌倉のまちではそれなりに富士山が拝めます。先日のブログ、安国論寺からみた富士山は新しい発見でした。たぶん既知の内容でしょうが、日蓮が拝んだ富士山。その向こう、彼岸の方向に身延山があったとは。毎日富士山をみていた日蓮は絶対に日没時の「ダイアモンド富士」もみたはずです。富士山頂に沈む夕日。それこそ西方浄土の世界と思ったことでしょう。安国論寺からのダイアモンド富士。一度この目で見たいものです。
さて写真は材木座からみた富士山。鎌倉時代の港湾である和賀江嶋は目の前。中国の宋や南宋からの貿易船がこの港湾を利用したと思います。かれら中国の人たちも、この同じ富士山を見たのでしょう。中国には火山はなく、このような円錐形の裾野の広い山はありません。どんな気持ちでみたのか知りたいものです。
後で調べてみました。鎌倉で「ダイアモンド富士」が見えるのは年2回。浄妙寺緑地からは、4月1~2日と9月10~11日。稲村ケ崎からは、4月4~5日と9月7~8日(関東地方整備局HPより)。ということは、安国論寺の位置は浄妙寺と稲村ケ崎の間になりますので、4月2~3日位かなと推測しました。ただ4月は霞みたなびく時期、よほど空気が澄んでいないと見えないと思います。さて日蓮がいた頃はどうだったでしょうか・・・?