人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

仏教を識る ー-四種の立場ー-

2022-01-29 19:11:57 | 日記

久しぶりに月刊誌『花園』より柳 幹康さんのコラム「白隠の言葉を読む」から四種の立場という言葉です。四種の立場とは、一 外道・二 声聞・三 縁覚・四 菩薩を言います。これまでも聞いたことがありますが、その意味をよく知りません。まず柳さんの解説から。

先ず「外道」です。非仏教者を指しますが、輪廻からの解脱を求めない者、このままで良いとして仏教修業を行わない者を言います。

次は「声聞」。仏教の小乗の徒。白隠は「声聞とはいかなる連か。苦しみ原因である欲望を滅ぼすことで悟ろうとする者である。・・・。永遠の生まれ変わりのなかで苦労するが、ついぞ真理を見る力を得ることができない。これを空しく人生を送る人と言う。」と言っています。

第三は「縁覚」。これも仏教の小乗の徒。白隠は「縁覚は一度見性はするものの、真理に偏執するため進むことができない今時の断滅空見の輩。」と言っています。

最後は「菩薩」。仏教の大乗の徒。白隠はまた「完璧な菩薩は小乗とは異なる。無数の辛苦を食らいつくして究極の真理に至り、しかもそこに安住しない者。」と言っています。

もう少し分かりやすく整理しますと、なんら修業を行なわないのであれば外道。修業を行うが見性を得ないのであれば声聞。見性を得て満足してしまうのであれば縁覚。見性を得た後に法施という衆生救済の道に邁進するのであれが菩薩と言います。さて今の私はこの「四種の立場」のどの位置にいますか。外道ではちょっと寂しいので声聞でしょうか。とても大乗の徒である菩薩にはなれませんね・・・。

さて写真は夕暮れの富士山です。富士山にかかる雲が不思議に噴煙に見えました。

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ポルトガルワインを試す ー-蛇口からワインを注ぐー-

2022-01-22 08:20:58 | グルメ

写真をご覧ください。今回は箱ワインの紹介です。何れもリスボニア地方のワイナリーであるカーザ・サントス・リマのワイン。赤色がエスピーガ・ティントで黄色がエスピーガ・ブランコです。3リットル入って1箱2,420円(税込)。フルボトル4本分なので一本は605円。財布の中が寂しい年金生活者には優しい、びっくりするような値段がたまりません。問題はお味ですが、赤の箱ワインは既に3箱目、黄色の白ワインはまだ飲み始めたばかりですが、最近は毎日の食卓に欠かせない食事の友となり、普段使いには全く問題なく美味しくいただいています。

折角なのでその利便性について。まずガラス瓶でなく把手もついているので持ち運びが便利なこと。写真にあるように箱の下に蛇口がついており、水道のようにいつでも注げば飲めること。そして鮮度に関しても、ワインはプラスティックの袋に詰められており、開けても空気が入ることはなく、酸化しにくいこと。飲み終えて処分するにも、紙とプラスティックごみで手間がないこと等々です。実に毎日水の代わりにワインを飲むポルトガル国民の知恵から生まれた優れモノと感心しました。こんなに機能的なうえにデザインもスマート、さらにコスパが抜群。こういう品物を生み出すポルトガルにさらに興味が湧いてきました。

コロナ禍が終息したら真っ先に行きたい国です。ますます妄想が膨らんできました。

 

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加齢黄斑変性症、発症から6カ月後の報告

2022-01-18 16:13:18 | 日記

昨年の7月に左目に違和感を感じ、大船の眼科に通院してから半年が経過した1月5日に半年検査のために再び診察を受けました。この加齢黄斑変性症のことはこのブログでも度々報告していますので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。最初はどんな眼病かも分からず不安な日々を過ごし、幸い身内に同じ眼病の者がいて同病相憐れむということで、この眼病の治療方法を知ることができました。結果的には最初に見ていただいた先生の診断が的確で、近くの総合病院での注射を薦められました。とはいっても、1回15万円(実際は健康保険適用で三分の一負担)の注射を3回打つという高額な治療。それもそれだけで完全に治る訳でもなく、効かない患者さんもいるという話です。私の場合はセカンドオピニオンをいただくために東京の虎ノ門にある病院に行きました。診察結果は同じでしたので通うのに便利な近くの病院を選びました。

結論から言えば、3回の注射でほぼ以前の状態を取り戻すことが出来ました。最初の網膜の写真は黄斑部分が膨らんでおり、電線を見ても歪んで見え、視界の中にゾウリムシが現れ、その部分に文字がかかるとボヤケテ殆ど仕事にならないという状態でしたが、今は視力も回復し近眼の眼鏡を外しても普通に歩けるようになりました。まだ遠くのものは眼鏡なしではだめですが・・・。

今回の治療で得た教訓ですが、一応3回の注射で回復したのは、早期発見できことかもしれません。物が歪んで見え、それが気になっていたのですが、たまたま右目の治療で通院しており、目薬をもらいに行った時に発見できました。素人考えですが、この眼病は時間が経てばたつほど注射の効きが悪くなるかもしれませんね。そしてやはりお医者の言うことは信用することです。インターネットで調べればいろいろ書かれていますが、素人判断で結論を出すことは禁物です。加齢性の眼病ですから、これから再発の恐れはありますが、先ずは 感謝‼ 感謝‼ です。

 

 

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令和四年新年の赤富士

2022-01-01 11:10:32 | 日記

七里ヶ浜の海岸で令和四年の初日の出前、赤く染まる富士山を写しました。快晴のもと、富士山は昨年と変わらない姿をみせていました。いつ見てもそこにある富士山は堂々としていて美しい。ただ白い雪のキャンバスが赤く染まる富士山を拝むのは元日のこの瞬間だけでしょうか。真っ青やオレンジ色のキャンバスに浮ぶ富士山はいつでも出かけて見ますが、夜明け前の寒い朝にわざわざ海岸に行く気は起こりません。富士山は変わらずそこにあるのに日本人のDNAでしょうか?不思議ですね。

今朝も目を覚まし、インターネットで日の出時刻を検索し、まだ間に合うと思ったら走りだしていました。写真に撮れば、明日写しても同じ景色なのに、それを良しとしない気持ちが湧いてきます。古代から穢れを嫌うというDNAが日本人にすり込まれており、何でも「初」「新」が良いと考えてしまいます。お年玉も新札でないといけないとかですね・・。私自身ももっと合理的に行動した方が良いなどといつも考えるのですが、今朝の行動を見る限り、やはり普通の日本人だと思ってしまいます。

元日早々、理屈っぽい話をしてしまいました。今年は「莫妄想」で過ごしたいと思いますが、まず無理かもしれません。

 

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2022年初日の出

2022-01-01 10:22:03 | 日記

2022年、令和4年の元旦を迎えました。鎌倉の日の出は6時51分。まだ間に合うと思い、七里ヶ浜の海岸まで走りました。既に海岸には人が溢れ密状態。最近七里ヶ浜は間違いなく初日の出の見学スポットになったようです。初日の出と赤富士が同時に拝めるのですから、人気の理由が分かります。

さて今年はどんな年になるやら。少し落ち着いていた新型コロナの感染状況もオミクロン株の市中感染が増加していますので心配です。日本経済はどうなるのか?北京オリンピックはちゃんと開催できるのか?今年70歳になる老人が悩むことではないのですが、まずは健康で過ごせれば御の字かと考えています。

令和四年壬寅年の『稲荷暦』をみますと、今年の運勢は土中の芽がやっと地上に姿を現しはじめたところとあります。健康であれば90歳以上生きる人がいっぱいいる時代ですから、これから後20年以上頑張らなくてはなりません。年金も確実に貰えるかどうか保証はありませんし、どうしたものか?ここは思案のしどころ等と・・。初日の出を拝み、妄想した元旦の朝でした。

 

 

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