平成の高灯篭とは反対側から御手洗の町並みを写したもの。奥の島はとびしま海道の最後の島の岡村島です。地図をみると岡村島の岡村港からは今治/宗方に渡るフェリーが出ており、瀬戸内海を渡って四国まで行けるようです。岡村島の奥に見える山は大崎上島の山。大崎上島の奥は竹原市でこの大崎下島の小長港からはフェリーで大崎上島の明石港、その先の竹原まで行くことができます。小長港の駐車場には車が多数とまっていましたが、大崎上島や竹原に行く人が利用するのでしょうか?こういうことを想像するのも旅行の楽しみの一つです。
御手洗にある歴史のみえる丘公園から千砂子波止の先にある平成の高灯篭をパシャリ。海の色は青く、波もなく穏やか。手前は桜のつぼみ。少し残念でした。江戸時代には瀬戸内海を渡る船はこの場所で風待ちをして何隻も停泊していたのでしょう。
蒲刈大橋は1979年に開通。とびしま海道で最初にかかった橋で、橋長480mのトラス橋です。下蒲刈島と上蒲刈島を繋いでいます。写真は上蒲刈島にある「であいの館」から写しました。この橋は姿が美しいですね。昔九州の造船会社に勤務していたことがあり、橋梁も造っていましたので何故か美しい橋をみると血が騒ぎます。
地図をみますと下蒲刈島に潮流みはらし台がありますので、この下の潮の流れは速く、わずか500m弱を渡るにも難儀したことが想像されます。確かに「であい館」の展望台から海を見ましたが、なるほどとそうかと思いました。
海岸の船宿の2階から主人公は海を眺めています。右に見えるのは防波堤の突端にあるのは平成の高灯篭。海の向こうにはしまなみ海道の橋脚と四国の山並みも望めます。瀬戸内海を行きかう内航船も見え、時間はゆったりと過ぎていきます。
都会の世界はスピードが速すぎますね。人が歩く速さも、車が走る速さもすべてが・・。人間は母親のおなかの中にいる時に聞いている鼓動の速さが一番安らぐようです。ドクドクと1秒間に1回くらいでしょうか。
瀬戸内海は波があまりないので見ていても目が疲れませんし、脳波も安定します。こんな場所から何時かも何もしないで海を眺めていれば、心の再生にいいのは間違いないでしょう。