またまた巣ごもり中の話題を一つ。鎌倉の寺社などの話題が提供できればいいのですが、こう暑くては外出も控えざるを得ず、家のなかのことになってしまいます。
実は物置で探し物をしていましたら、一枚の油絵を見つけました。絵があることも忘れていたのですが、ロンドンのテムズ川に架かるタワーブリッジの絵なので、20年以上前にイギリスに行った時に絵葉書代わりに購入したと思われます。幸いカビも生えておらず、汚れもありません。どうもこの油絵が飾って欲しいと言っているようです。前にこのブログに書いたこともあるレコードやプレーヤ、そしてギターもそうですが、まだ使用できる物や読んでない本などをそのままにしておくのは良くないようですね。なんとか生き返らせてみると、新しい発見もあり、輝いて見えます。
この絵はロンドン市内の公園か路上で店を出している絵描きさんから買ったものです。ちゃんとした画商から買ったものではないので、値段も小遣い程度だったと思います。特注の額縁のほうが高くつきました。しかし額に入れてみるといいですね。絵のことは詳しくないのですが、水彩画のような描き方、つまり絵の具をあまり使っていない習作でしょうが、色の使い方、対象物のぼかし方、画面一杯に広がる夕暮れ時の様子は実に美しく感じます。
額縁を作ってくれた画材屋さんのご主人の一言。「そんなに昔のことですか。思い出が蘇ってよかったですね。これからは大切にしてやってください」。なんか壁にかけてみると、いい絵に見えるから不思議なものです。思わずGood job!!と、ひとり悦に入ってます。