北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

懺悔 懺悔

2018-05-18 17:07:36 | 旅行
鞍馬で山道には懲りたハズなのに、どうしても行ってみたいのが京都の北西にある三尾と云う地域だ。

三尾・・・・すなわち栂ノ尾、槙ノ尾、高雄(尾)のことで、それぞれに高山寺、西明寺に神護寺と云う名刹が建っている。



JRバスは市街地から離れどんどん山道に入り栂ノ尾で下車。高山寺への参道は、やっぱり長い石段だった。





石水院で御朱印を頂き国宝の鳥獣人物戯画などを拝見しようかと思ったのだが撮影禁止なので入るのをやめた。
年々脳が劣化していて写真に残さないと記憶にも残らないからだ。





一度石段を下って表通りまで出て歩き槙ノ尾の西明寺へ。神護寺の別院として開創されたというこの寺への石段は、それほど辛くもなく秋の紅葉のシーズンにはきっと絶景が広がるに違いない。











さて、最後の高雄にある神護寺。これが最も難物だった。

石段を喘ぎながら上がり途中で息を整えているとお遍路さんの団体が上がってきた。



案内役のオッちゃんは「懺悔、懺悔、六根清浄」と大声で叫び、遅れ気味のお年寄りを元気づけようとしているのだが、本当の所は立ち止まっては自分が休んでいるのかも知れない(笑)



三尾の中では一番の威容を誇る名刹は多分ロケ地としても名高いのだろう。どこかで見たことのある石段や建物には見惚れてしまう美しさもあった。





帰りには せっかく上がった石段を下りバス停までの道はまた長い石段を上がらなければならなかった。

心の中で思わず叫んだのは、あのオッちゃんの「懺悔、懺悔、六根清浄」
考えてみたら、今まで生きてきた中で懺悔したいことは沢山あるなぁ。

今日も石段を上がりながら、前を上がるオネエチャンのパンツが見えないかとイケナイことを思ってしまったものねぇ。

ところがよく調べたら懺悔懺悔(さんげさんげ)六根清浄の意味は神仏にひれ伏す世界。とてつもない汗が身体中から流れ出ると同時に、六根(つまり眼・耳・鼻・舌・身・意の六つ)がきれい浄化されていくと云うことなのだそうだ。

懺悔(ざんげ)とは違うのかな?
似ていると思うんだけれど。

色々なことで少し暑すぎた葵祭

2018-05-17 20:27:03 | 旅行
今日は京都三大祭りの一つ、葵祭が行われる。



学生時代に、授業をサボって見に行ったのか、それとも偶然休日に見たのか定かではないが祇園祭と時代祭を見た記憶はあるのに、この葵祭だけは見ていないと思う。

京都時代の同級生でマイフレさんでもあるKクンに連絡をとり一緒に見物することにした。

待ち合わせ場所は御所の南西角、烏丸丸太町だ。

地下鉄は凄い込み具合で、その人たちが烏丸丸太町の駅で一斉に下車したので大混雑に拍車がかかった。



そんな中でも少しずつオッサン化している二人はお互いを見分けることが出来て無事に再会を喜び、祭りの行列が出てくる場所付近に陣取った。

気温は多分30度。炎天下のはずなのに、それほど辛く感じないのは老化して皮膚感覚がマヒしてきているからだろう。



やがて雅やかな行列が少しずつ御所から現れ丸太町通りを東に向かうのだが、あまりにも雅すぎて、気短な私はもう少しサッサと進んでくれないかと思った。





厳かな行列はイライラする程にゆっくり ゆっくり進み、メインの斎王代が通過した所で気持ち的には終わり。







Kクンの案内で御所の中を抜け相国寺も通過。賀茂川沿いを散策して北山通まで歩いたのは仕事帰りの奥様と合流するためだ。





奥様はどうやら地下鉄出口で方向を間違えたらしく、なかなか現れない。でも優しい優しいKクンはスマホで連絡を取りながらも言葉に愛が詰まっている。

お昼は、そのラブラブ奥様の驕りで高級焼肉店「天壇」。



私の耳をくすぐるホッコリした京都弁に酔いしれていたのだが、目の前で冷麺を仲良く交換して食べたり、多分本人達は意識していないのだろうけれど時々展開するラブラブぶりには私の体温も上がったようで、ノンアルビールを2本も飲んでしまい、明日はきっと二日酔いに悩まされることになるのだろう。

色々な意味でKクンと奥様、沢山 沢山ご馳走様でした。
また北海道へ来てよね。

カジュアルかノーマルか

2018-05-16 07:30:39 | 日記
ひと月程前だろうか。
地元に同じSNS会員の方がいることがわかり逢うことができた。
そのT子さんは仕事で京都には年に何度か訪れるとか。

それで今回私が京都に滞在している時に逢うことになり「一度逢いたいと云っていたK子さんも連れて行くよ」とのこと。

奈良に在住のK子さんは私のマイフレさんでもあるのだが逢うのはこれが初めてだ。

かなりエッチでお下劣な文章を書くことの多い私を見てみたいと云う好奇心旺盛なマイフレさんは多いのだが、怖いもの見たさと云うことなのだろう、「変なオッサンだったら」と云う気持ちもあるようで単独で逢いに来る勇気のある人は まず居ない。

逢ったことのある人に意見を聞いて(大丈夫そうだ)と確信してから、慎重に物陰から窺うようにして姿を現わす人が多い。

今回もきっと「大丈夫そうな人なの?」なんてやりとりがT子さんとK子さんの間であって、「大丈夫、ジェームスだってやんちゃ坊主じゃなさそう」なんて情報が交わされたのだろう。

待ち合わせ場所は六角堂の横にあるスタバ。





実はこれが私のスタバ デビューだが早く着きすぎてしまって何が何だか分からないモノを2杯も飲んで気持ちが悪くなったところでT子さんとK子さんが登場。





馴染みと云う居酒屋に案内され多分呑兵衛の彼女達は当然のように「先ずはビール」と注文。

オトコの私がオレンジジュースと言うわけにもいかず、「車だから」と云う理由を付けて「ノンアルビール」を注文。

それを聞いた彼女達は (車だなんて、嘘でしょう)と云う表情。

良いじゃないか、たまにはカッコつけさせてくれよ・・・・・ジュリー風に(笑)



私のことを それ程キモイオッサンとは思われなかったようで合格だったのだろう。今度二人で美術館へ行こうと誘われた。
それから地元の奈良も案内してくれるのだそうだ。

さてさて悩みはパンツだ。新しいのを買った方が良いのだろうかと思ったのだが、よく聞けば彼女は人妻らしい。

だからまぁ、気張らずにノーマルの普段着で良いよね。(^_-)-☆

乙女の肌の舌触り

2018-05-14 21:00:09 | 旅行
大阪駅のある梅田にはラビリンス(迷宮)が広がっている。



渋谷や新宿のスクランブル交差点を そのまま地下に埋めた状況より 何倍も凄い。





何しろ、梅田にはJRの他に阪急、阪神、そして地下鉄の御堂筋線、四つ橋線やら沢山の路線が入っている上に阪急、阪神などのデパートが人を集めているので、思いっきり大勢の人があらゆる方向から色々な方向へ衝突することもなく見事にすり抜けては消えていく。



こんなフロアーが地上二階から地下二階にまで広がっているのだから、自分のいる階が違うと全く異なる景色を見ることになる。



その中を行く方向が分かっているのか、本当は迷子になっているのか分からないけれど、足早に沢山の人達がゴチャゴチャになって動いているのだ。

こんな所で待ち合わせなんかしても絶対に出会えないだろうし迷子になったら一巻の終わりだ。

昨年、マイフレさんにミナミと呼ばれる通天閣の辺りを案内してもらったので、今回は一人で、このキタと呼ばれる梅田界隈を散策だ。

とは云っても私の目的地は空中庭園展望台がある梅田スカイビル。そして是非食べてみたい北極星のオムライスだ。



地下街を2時間程も迷って、迷って半分諦めかけた時に目に入ったスカイビル。
地下を歩くのをやめて目視で目標を定めて何とか念願のスカイビルに着くことができた。





急角度のエスカレーターで上がったが何と空中庭園展望台は外。
高所恐怖症には少し辛いが素晴らしい景色が広がっていた。







ビルの中を高速道路が貫通していることで有名なゲートタワービルも見えたし、
ドケチ精神を貫徹させて一代で建てた丸ビルも確認できた。









さて、オムライスで有名な北極星は大丸デパートのB2Fにあるらしい。
それでまたラビリンスに突入しあっちへ行ったりこっちへ行ったりを繰り返して何とか大丸を発見し辿り着くことができた。




私が食べたのはビーフオムライス。
私はTOKIO山口ではないので経験はないが、多分若い女性の肌はこんな感じではないのかと思える程の絶妙の舌触り。



トロトロのスベスベ感覚は、まさに魔術だ。



「凄かった、最高のオムライスだったよ」との言葉を残して店を離れ、私はまたラビリンスの中に迷い出た。

ハンナリちゃんはどこへ

2018-05-13 16:27:03 | 日記
今日は雨。
雨の日は地下街を歩くしかない。
と云うことで阪急に乗った。大阪へ向かうためだ。

私は阪急が何となく好き。ワクワクする。
でも昔とは大違いで 皆ICとかでピッ、ピッと改札を抜けていく。

私は切符の買い方も判らず、券売機の前でしばらく悩んだ。

阪急京都線って、以前は特急と急行と普通電車しか無かったと思ったけれど準急なんてのが出来ていて浦島太郎的な私は戸惑うことばかり。

駅も洛西口とか西山天王山とか聞いたことのないのが増えていた。

後ろの座席には京都美人にビッタリ寄り添われたスケベそうなオッサン。
オッサンのことなんかどうでもよいけれど時々耳に入る京オンナのハンナリした声がたまらない。

「そんなこと 云うたらアカンえ」なんて聞こえるたびに耳がダンボ。
首を思いっきり左に捻じ曲げて外を見ているフリして耳を彼女に向けた。

ゆっくり ゆっくりした話し方はまるで乳母車のスピードだ。
気短な私には向かないハズなのに、その心地よさにジェームスまでが左を向いた。

ええなぁ、京ことば。
阪急電車の中でここだけ時間がゆっくりと流れている感じだ。

目を閉じて その素敵な声を味わっていたら急に話のスピードがアップした。
ハンナリした乳母車がバイクのような音になった。

チラ見してみたら、いつの間にか大阪のオバちゃんに入れ替わっていた。
ハンナリちゃん達は高槻で下車したのだろう。

ジェームス共々思いっきりガッカリして首を元に戻し妄想の時は終わった。