タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

鷹巣山藪こぎ登山

2023-02-26 08:49:33 | 山歩きから
日本山名辞典(三省堂)によると、日本には鷹巣山と言う山が38座あります。(鷹ノ巣・高ノ須山を含む)

そのうち広島県には6座、県平均で言えば多いのかもわかりませんね。その6座のうちタカ長の近所には3座ありますが、今までに登ったのは隣町の「佐伯総合スポーツ公園」のそばにある鷹巣山だけです。

昨日2座目を狙って、出雲の守様と錦の美耶様の3名で出かけました。広島の山屋なら誰でも知っている東郷山の西、芸南CCのそばにある標高646.5メートルの山です。登山記録などほとんどありません。そのため地図を見ながら作戦を立てました。

    

画像の左上が駐車位置。右上が鷹巣山の山頂です。

作戦としては上側の赤い線の尾根か、それがダメなら下側のラインを登るつもりでした。しかし、結論から言うと上のラインは深い藪で登るのは無理でした。そのため早々に作戦変更。これが正解でした。

タカ長と美耶様は突然現れた車道を南下、出雲の守様は車に戻って車を移動、芸南CCそばの道で合流することにしました。

問題なく3名が再合流、地図のゴール地点から北上して山頂を目指し、山頂に立つことが出来ました。

    

スタート地点から楽に歩けるのは少しだけでした。あの先を右側に曲がると、、、、、

    

両側からブッシュが道の上にはみ出していました。棘のあるものもあります。

    

出雲の守が棒を振りまわして露払い。近くにいては仕事の邪魔なのでタカ長と美耶様は距離を取っています。

    

      

上のライン、境界線の尾根に登るルートを探しますが、ご覧の状態です。矢印の右下に出雲の守が少しだけ見えています。

    

もう少し進んで尾根に上がるルートを探しましたがやはりダメ。この時点で作戦変更を決断しました。

    

そして先ほど書いたようなことをして再合流。ゴール地点になっている所から3名で歩き始めました。

獣除けのゲイトを過ぎてしばらくは車でも走れる道でした。しかし、倒木があるので、実際問題としたらタカ長たちが駐車したところが正解でした。

車道の終点は広くなっており、そこから鉄塔管理道があるので右にも左にも行けます。最初の地図の点線、右側から山頂に向かう尾根も見えますが、ここは最初に考えていた尾根を登るために左側の管理道に入りました。

     

落ち葉は積もっていますが、鉄塔までは楽勝の道でした。

鉄塔からは右に行くことになります。そのイメージ通りに踏み跡が見えましたが、倒木があったり茂っていたり、、、、、。

    

でもまだこの程度は序の口でした。

    

    

その藪を登り、最初にイメージした境界尾根に登りました。そこが唯一の展望地でした。

スタートした時は陽が射していましたが、この時間には小雪が降ってきて、大峰山もギリギリ見える状態になりました。

    

向こうの山は阿弥陀山です。

ここから深い藪を登ることになります。

  

矢印のところに出雲の守の頭部が少し見えます。距離は長くありませんがこのようなところを登って行きます。

    

頂上が近づくと笹は低くなりますが、一面の笹です。ヒノキの森の中も同じような状態、このようなところを出雲の守は進んで行きます。

さすがは藪山登山のベテランです。ルートを失うこともなく先導してくれました。

そうなのだ。このような藪山を歩かせたら広島の山屋は中央の山屋には負けないのだ。と言うのは、日常的に山らしい山に登れないタカ長たちの、コンプレックスの裏にある自惚れです。

と言うのはタカ長の独断ですが、藪山登山者ならこの気持ちは分かって頂けますね?

     

そろそろ山頂に着くころだと思いながら歩いていると前方に反射板が見えてきました。

山頂の近くに反射板があることは事前学習していましたが、その山頂はどこ?

     

この標識が無いと三角点を探すのに苦労するような山頂です。

    

ストックと靴で邪魔ものをおさえつけて三角点の撮影。

    

出雲の守はザックからテープとマジックペンを取り出して、、、、、

    

山頂を示すものを近くの木に付けました。山頂を示す標識みたいなものは無いのです。

よく見ると字の消えかかった小さなプレートが近くの木にかかっていましたが、それだけでは山頂に着いた気がしません。

そのような山頂なのでコーヒータイムもしないで、すぐにひき返しました。

       

笹の低いところで撮ってもらいました。

出雲の守にピンクテープを巻いてもらいながら同じルートを下りましたが、このテープを見ながら登ってくれる登山者がいるのでしょうか?

登るときに昭和の御代に巻いたような古いテープを見ましたが、実際に歩いた感じでは令和になってこの山に登ったのはタカ長たちが最初では???

と思わせるような山でした。でも、これで1座ゲット。それが出来ただけで満足です。

  
    
コメント
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