メンバー紹介2
Hamanati Naomi (ハマナッチ・ナオミ、浜名直美 3?歳)
大分県、竹工芸訓練支援センターの職員。今回の海外事業展開グループに最初からサポートで入ってくれた。公私共に会の運営をサポートしてくれた人だ。真面目でこの人が居なかったら、恐らくこの会は存続していなかっただろう。しかし、真面目すぎて画鋲1本まで表を作っているのではないか?と思われるほど、融通が利かない部分もある。
ミラノ滞在中は小学生の引率の先生の如く、油布さんを叱り、全体から逸れない様いつも注意している。我々、4職人が自分勝手にどんどん話を進めていく中、対外的な交渉の下準備はすべてハマナッチにお任せ。3年越しで本当に良く遣ってくれました。
Nasusurecyo Keiko (ナススレッチョ・ケイコ、奈須桂子 2?歳)
ジェトロ大分職員。彼女も3年間海外展開グループをサポートして来てくれた。ジェトロの滞在任期は大体3年と言われているので、ほぼ、大分在任中は我々の仕事に関わってくれた事になる。現代っ子で悪びれた所が無い。英語が堪能なのでスイスイと何処へでも、自分のペースで入り込んでいく。今回も、彼女の通訳で随分助けてもらった。会場でも、ある程度は英語で通じる人には彼女に通訳してもらった。ジェトロミラノ事務所への応援やジェトロの事前広報活動のお陰で、空前絶後の展示会になった。
彼女の物怖じしない性格のお陰で、OBS放送の特番が組まれたり、NHKのニュースになったりと会全体が巾広い活動になった。
Hiroko Murano (ヒロコ・ムラーノ、村山裕子 3?歳)
ミラノ在住のファッションデザイナー。現地での会のサポート、プロデュースを担当してくれた。県職員ハマナッチの大学の同級生という関係から今回のサポートをお願いした。3年前、ミラノに初めて来た時はミラノでの通訳として案内をしてくれたのだが、展示会会場がミラノに決まったことから、現地でのアテンドなど彼女の存在が実に大きくなった。
今回の展示会がこれほど大盛況に終ることが出来たのは、彼女の功績に寄る所が非常に大きい。事前のギャラリーオーナーとの細かい折衝や広報活動なくして、今回の開催は無かったであろう。
私の彼女の印象は2回目に来た時のタクシー運転手との遣り取りが瞼に焼き付いて離れない。額にピキペキピキと血管を浮き立たせて、運転手に食って掛かっていた光景は忘れられない。交渉事はこの人に任せるべきだ。
Etukoba takae (エツコーバ・タカエ、高江悦子 4?歳)
言わずと知れた私の妻である。今までは子供の送り迎えに束縛される12年間を送っていたが、今年二人の息子が寮生活に入り、初めて長期外泊が許される身となった。前回、私とパリに行った時は次男坊のシンラが水疱瘡に掛かっており、結局パリのホテルで缶詰状態であった。
今回、メンバーとも初対面の人ばかりで最初は少々面食らっていたが、段々とペースをつかんで来た。私の影となり日向となりサポートしてくれている最愛の妻である。今回、他のメンバーと別れた後は、二人でゆっくりとイタリア旅行を兼ねた仕事が出来て良かった!
Takudobannni Morikone (タクトバンニ・モーリコーネ、毛利拓斗 25歳)
毛利さんの長男坊、今回が海外ツアー初参加。アパレル関係の仕事についていたが現在は家業を手伝っている。私にも二人の息子がいるので、「どうして家業に付いたの?」と聞いてみると「仕事の上での、お父さんを尊敬している。」と、こう思える本人が素直なのか?親父が凄いのか?こんな言葉を聞くと嬉しくなるね。最後の方は慣れない海外旅行で付かれきっていたのか、食事をしながら眠りこけていた姿が忘れられない。
このまま、真っ直ぐ育ってくださいネ。
Hayotto Morikone (ハヤット・モーリコーネ、毛利隼斗 23歳)
毛利さんの次男坊、まだまだ幼さが残る新成人だ。街を散策中、お母さんからの電話に「ママからだ!」と言っていたのが思い出される。この子も実に素直に育っている。お母さんの愛情をよほど注ぎ込まれているのだろう。愛くるしい表情が万人を引き寄せる。
今回の旅で、父親以外の職人とも接する事ができ、新たな広がりを感じたかも知れない。兄弟仲良く、家業をついで行くなんて素晴らしいことですナ。頑張って下さい。
Sonko Puko (ソンコ・プーコ、孫楓子 20歳)
今回、たまたま父親の親友がミラノで個展をすると飲み話に出たときに、本人は考えもしない方向に世の中は回りだした。結局、半年後には訳の判らない竹細工のおっさん達に囲まれて、会期中引っ張りまわされる。しかし、世の中にはいろんな人種がいる事を知る事となる。
もともと、父親譲りのちょっとひねた所はそっくりでツッパテいる。それがエネルギーになり、今日の楓子を作り出している。あなたのお爺さん、お婆さんにも縁もゆかりもある大分に初めて関係を持てたのだから、この機会を大切にして下さい。それにしても、しっかりし過ぎな20歳、飲むと何処でも寝てしまうのもお父さんソックリである。
竹工房オンセ