翌日は、金沢まで移動する前に、
東京ミッドタウンに寄ってみた。東京の新しい新名所である。
ミッドタウンの中に、日本の伝統工芸品を扱う店があると聞いていたのでどんな所か見に行ってきたのだ。
地下鉄日比谷線の六本木で降りると、迷路の様な地下通路が広がっている。みんな、スタイリッシュな着こなしのサラリーマンばかりである。
体にフィットしたスーツに先の尖った靴。歩き方も颯爽と歩いている。霞ヶ関の背広姿とは、全然違うな!
面白い事に気がついた。エスカレーターが全部、狭くて一人分の巾しかない。考えてみれば、別に二人分の巾を作る必要は無いのだ。
商業スペースは11時オープン。
こんな開店時間も、今までと違って効率的になっているのだろう。
ミッドタウンの3階に、目的のお店、「ジ・カバー・ジャパン」があった。
お店に入ってみると、民芸くささはまったく無い、ゆったりとした空間に、拘りの品々が演出されている。
商品の陳列より、ラフスタイルの提案をしているような感じである。
ミッドタウン自体が、新しい流れの中にあり、このお店も、そこに集まるお客さんを充分意識してマーケッティングしているだ。
何故か?数年前に訪れたミラノのセレクトショップ「ドベツサイ」を思い出してしまった。
日本の伝統工芸品を現代の暮らしの中で使える様に提案している。
それも、若い人が見ても楽しめるような作品に昇華して・・・・
そんな感じ店内を見回して来た。
別府竹細工の現在の作品では、此処に入る事は難しいな!
もう一度、デザインから見直して、新しい取り組みをして行かないと時代に対応できないな!
店員さんに、話を聞いてみたが
「こちらは店舗なので、詳しい事は本部に聞いてください」と言われてしまった。
ネットで調べてみると、まず、ここが主催する日本製造者協議会に入会して、作品を卸すような形になるのだろうが、年会費があったり、定価の5%のロゴマーク使用量が義務付けされていたりと、固定経費も結構掛かりそうである。
同じ3階に小さなお店だが、「箸長」という箸屋があった。
店内、所狭しと箸が天井までずらりと並ぶ。
何でも、一つの事に特化したお店の方が、魅了があるのだろう。
「たかが箸、されど箸」
狭い店何の中で、竹箸を探して見たが、塗装した竹箸はあったのだが、生成りの竹箸は置いてなかった。
無塗層の竹箸は管理が難しく、販売する前にカビを生やしたり、変色させたりと、こういった箸専門店でも、なかなか取り扱い商品になりにくいのだ。
そういう意味でも、私の所の竹箸「由布」「鶴見」「男箸」「五画箸」などは希少価値があるのだ。
使い勝手は、生成りの竹箸にかなう物は無い!
つづく
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