高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

出雲 

2008年05月30日 07時10分07秒 | 出張

20080529152030昨夜は一晩中、凄い雨であった。今日から始まる、「フェリーチェ」での作品展の初日が大丈夫だろうか?と気にしていたのだが、朝起きてみると、天気は回復していた。出雲駅から、歩いて10分ほどの所に今回の展示会場はあった。一昨年まで、「しゃんぶれ」という名で長年ギャラリーをされていたのだが、今は、娘さんが嫁いでいる美容室の2階のスペースを借りて、月1回くらいのペースで展示会を開いているそうだ。

200805291025244年前に、第一回の展示会をさせて頂き、今回が2回目である。オーナーの谷本さんがお花が大好きで、自分の家に咲いている花や、樹木を花篭に生けこんでくれる。やはり、竹篭は山野草が良く似合う。200805291032301回目の20080529151723 時にバッグを購入してくれた方などが、顔 を出してくれて御挨拶することが出来た。初日の割には比較的ゆっくりした一日で、オーナーの谷本さんが、「せっかく来て頂いたのにすみません」と気を使ってくれる。

夕方まで会場に居て、この日は岡山まで戻って来た。いよいよ、今日はやっと家に帰ることが出来る。あー、早く家に帰りたい!

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姫路城

2008年05月29日 09時36分55秒 | 出張

梅田阪急での「職人展」を終えて翌日は、姫路にやって来た。「沙羅双樹」というお店で来年個展をする事の打ち合わせと下見に来たのだ。初めての地なので、姫路駅までスタッフの揖澤君が迎えに来てくれた。お互い顔がわからないので、姫路駅の改札で、「お互いにこの人ではないかな?」と思いつつ、どちらもよう声を掛けれない。携帯電話で呼び出して見ると、やはり、目の前の彼であった。

20080528131826 姫路駅から車で30分ほどの夢前町と言う所にお店はあった。姫路も小さな町なので30分も走ると随分のどかな景色になる。「夢前川?」の畔に、まだ出来て間もない立派なお店と工房が見えてきた。ここは染色と縫い工房が本業で、我々と同じように全国のデパートなどの展示会に出店している。

www.mode-cinq.co.jp

オーナーの青木さんはエネルギッシュな人で、服のデザインからお店でだす料理、又、他店舗で輸入雑貨を扱ったり、展示会の企画などもこなすマルチ人間である。一見すると、怪しい髭を生やし、独特のムードを持っているが、人間味がある人だ。お店と、服の製作をしている所を見せていただき、昼食を御馳走になる。来年6月に個展をする事を決め、お邪魔した。

20080528133820 私の送り向かいをしてくれた揖澤君は、随分乗りの良い人で、話していて楽しい。将来は自分でも経営者になりたくて、今勉強してるそうだ。前向きな生き方が伝わってくるので、将来が楽しみだ。彼の案内で姫路城の前を通ってもらった。「遠くから見る城の美しさ」私は大きいのだがとても「可愛いお城」という印象を持った。

20080528134411この人が乗りの良い揖澤君だ。

来年、姫路に来た時はゆっくりと姫路城の中も見てみたいものだ。駅まで送って頂き、この日は、姫路、岡山、出雲と移動ばかりの日であった。

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社食

2008年05月28日 08時30分08秒 | もんく

デパートには何処でも、社員食堂がある。我々、出店業者は、急な呼び出しにも対応できるよう、昼食は社員食堂で取る事が多い。値段も、普通のお店より安く設定しており、定食で4百円から5百円くらいで食べれる。デパートそれぞれに、特色があり、メニューの豊富な所や安い所、ラーメンなどは200円くらいの所も多い。味はあんまり期待しないほうが良いが、中には、お蕎麦なども茹でて出すところもある。

しかし、今回の社食は酷かった。味がどうの、値段がどうのという事ではない。販売している、社食の店員の態度が悪いのだ。何処かの委託業者が入っているのだろうが、しかめっ面で、怒ったような言い方で話す。別に、お金を払わず、タダで食べさせて貰っている訳ではない。安いとはいえ、きちんとお金を払っているのだから。

昨日も天ぷらうどんとおにぎりを1個注文したのだが、注文しても、返事もしない。「聞こえたのか?注文が伝わったのか?」判らなかったので、もう一度言うと、「順番なんだから!」と怒って来る。沢山人が並んでいるなら、それも判るのだが、その時は私一人しか、この窓口には居ないのだ。一般のお店であれば「ふざけるなー!」と怒鳴りつけてやる所だ。店頭でお客様に気を使って接客し、短い時間の間に昼食を済ませようとやって来ているのに、社食の店員の態度の悪さにムカムカする。結局、何を食べたのか?味も判らず、嫌な思いだけが残って店頭に立つ。社食の店員の教育もすべきである。ニコニコ笑って、媚を売れとは言わないが、せめて、人間として最低限のマナーくらいは持ってもらいたい。注文を受けたら、せめて「ハイ」くらい言える様に!

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密かな楽しみ

2008年05月25日 08時02分55秒 | ブログ

今回の大阪から、密かな楽しみが出来た。ホテルに備え付けの大浴場とサウナ、その中に髭剃りに使う「シェービングクリーム」この白い泡を目一杯、手にとって、顔に塗りつける。サンタクロースの髭の様な感じだ。少し、メントールが聞いて、すーっとする。髭剃りをあてると真っ白な泡の中に髭剃り後の奇麗なラインが残る。丹念に左手で、髭が残っていないか?探しながら剃り上げていく。顎をこすって「んー、マンダム」と言う。 (このギャグはちょっと古かったか?)

風呂から上がって、洗面台の前で、アフターローションを塗り、頭にはヘアーとニックをたっぷりと降り掛け、整髪する。

このブログを見ている奥様は是非、一度「シェービングクリーム」を1本買ってきて、自宅のお風呂においてあげて欲しい。絶対、だんなさんが喜びますぞ!

きっと、我家でも、このブログを見て今度帰った時、お風呂にシェービングクリームが置かれているのかな?

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ドーミーイン

2008年05月24日 07時05分35秒 | 出張

今回の梅田阪急での宿泊ホテルは「ドーミーイン東梅田」を取った。前回の難波に続き、「ドーミーイン」チェーンを予約したのは、大浴場とサウナがあるからだ。

競争の激しいホテル戦争。私たちは観光でホテルを利用するのでなく、大体1週間単位で泊まる事になる。ホテルのサービスもどんどん変化しており、どんなお客さんに泊まって貰いたいのか?ユーザーを絞り込んだ所が成長しているようだ。一昨年、ホテルの施設に障害者用の部屋を作ると言いながら、作っておらず、記者会見で社長が「みんながやっている事で、スピード違反に捕まったようなものだ!」というような本音を言ってしまい、マスコミから相当突き上げられた「東横イン」。しかし、今は何処に行っても満室に近いような稼働率である。職人仲間でも利用している人は多い。 均一のサービスをリーズナブルな料金で提供している、まー言うなれば、コンビニ的なチェーン店である。

新しく、展開しているホテルチェーンは独自性を出して、ユーザーを絞り込んで経営努力している。大手のホテルチェーンなどは名前ばかりでサービスは悪い。図体が大きくなりすぎて、変革することが出来ず、自分のサービスが時代遅れになってきている事も気付かない事が多いのだ。

今回泊まっている、ドーミーインも8階のワンフロアー全部を大浴場やサウナに使って、ビジネスマンに使って貰える様、小さな小さなサービスを積み上げている。我々、物作りにも同じ事がいえる。絶えず、焦点を絞って、お客様に新しい作品を提供できないか?と創意工夫していかないと、直ぐに時代から取り残されて行ってしまう。

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種まき、

2008年05月23日 08時33分33秒 | 海外事業展開グループ

昨年、ミラノでの展示会を終え、3年がかりで準備し、コツコツと積み上げた成果を出す事が出来た。多くの方から、「その後どうなるの?何か、良い仕事になりました?」などと聞かれるが、そう簡単に新しい仕事が増えるわけではない。

2月に新宿伊勢丹での「大九州展」で別府竹細工として、ひとブース頂き、ミラノで発表した作品を見ていただいた。その時、油布さんの作品を見ていた伊勢丹の上層部が感動して、「是非、特選売り場で遣って貰いたい!」とオファーが来た。新宿伊勢丹の特選売り場といえば、デパートの中でも最高の売り場である。このお話も、ミラノでの展示会をしたお陰で、結びついてきた話だ。今回、良い結果が出せれば、毎年、特選売り場で「別府竹細工」を表現する新しい展開につながる事になる。

また、イタリア在住のデザイナーから、プレートの中に入れるデザインの依頼が舞い込んできた。まだ、どんな展開になるか?未知数であるが、ミラノに行った事で小さな小さな波紋が広がって行くような感触がある。今、種まきしておかなければ、将来実る事は無い。途中で枯れてダメになってしまう種も沢山あるのだろうが、一つでも育って実る事があれば良いのだ。「一粒万倍」。

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梅田阪急

2008年05月22日 10時28分34秒 | 出張

21日から27日まで、大阪梅田阪急での「職人展」の初日である。此処は、何時来ても一杯のお客様で次から次へとお客様が途切れる事は無い。今年は、随分と業者の場所変えがあった。どうも、何時も、お客様の多いメイン通路には、企画会社と繋がりの強いところが優先的に、場所割りされていた。その為、結構、業者の間で不満が出ていたのだ。デパートの催事と行っても、判り易く言えば、昔の縁日でテキヤの親分が場所割りするのと同じような物である。力関係と、人間関係、親分役の企画屋に擦り寄って行く者も居れば、私のようにあまり深い付き合いにはなりたくなく、一定の距離を保って付き合っている業者も居る。

初日は、まづまづのスタートだ。大分から応援の月足さんも一緒に飾りつけと販売。販売の第一線に立つ事は、これからの彼女の製作に必ず大きな影響を及ぼす物である。

20080522062759 初日は、朝搬入で恒例の朝歩きが出来なかったが、今日は、6時前に出発、ホテルのある南森から一度梅田に出る。曽根崎町あたりは、ネオンのキラキラしたラヴホテルが一杯だ。梅田から天神橋商店街を抜け、堂島川沿いに歩く。途中、天満あたりの商店街に入ってみると、昭和30年代がそのまま残っているような路地が一杯ある。車が入れないような細い路地の両サイドに小さな小さなお店が沢山連なっている。大阪の下町の風情が此処にある。大阪城の横を通り、戻ってきたら約8キロの道のりであった。

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富士山

2008年05月21日 05時30分11秒 | 出張

520_006昨日の夜はずっと、一晩中雨が降っていた。静岡での「職人展」も今日が最終日、今回は三日しか居ないので、あっという間に静岡から大阪に移動である。外を見ると、何とも言えぬ景色が広がっている。「富士山」だ。東京方面から見るよりも美しい。この静かな佇まいが見ている人の気持ちを和ませてくれる。

今回の静岡での催事は、売り上げはサッパリであったが、この富士山を見れた事と、碁盤屋の松川さんにお会いできた事で吉としよう。

520_003 もう一つ、面白い物を見つけた。此処のゴミ篭は未だに竹篭である。大きさは1.2m×0.8m×高さ1m位の大きさだ。昔から、このクズ篭を使っているのだろう、軽くて丈夫だ。昔はこんなクズ篭がいたる所で使われて居たのだろうに?

静岡から大阪に新幹線で移動、今回4回目の移動である。21日から始まる梅田阪急での「職人展」、朝5時からの搬入である。頑張らねば!

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碁盤

2008年05月20日 07時56分52秒 | 職人仲間

519_006 一年に1回くらい、宮崎県の碁盤屋さん、松川さんにお会いする。私の大好きな人だ。この人と話していると、飾らず、偽らず、動じず超然とした心の広さを感じる。何ともいえぬ優しい眼差しをしている人だ。長年の人生の年輪がにじみ出ている感じがするでしょう。人の顔付きはというものは実に大事で、この人の様な良い年の取り方をしたいと思う。

時たま、「オレの人生は、私の人生は、こんなに大変だった!」と言う様な事を苦虫を潰した様な顔をして仰る方がいるが、「そんな苦労ならしない方が良い、可愛そうな年の取り方をしているな」と感じる人もいる。

519_005 扱っている商品は、「おはじき 840円也」‥‥、いえ、いえ、おはじきは碁石を作る時に出来る廃品から出来るおまけの様なもの、本当は日向かやの碁盤や将棋盤、碁石、碁笥、など 今回展示してある碁盤の中には「碁聖戦」に使われた物がある。第30期碁聖戦 碁聖「依田紀基」、挑戦者「結城聡」、立会人「武宮正樹」とある。碁盤の後ろに対戦者たちのサインがある。見てみると、あまり旨い字では無い。ちょっと、子供の落書きみたいな感じがするが、まー、碁の事ばかり考えていて、書道の勉強は出来なかったのだろう。 嫌に詳しく説明しているかと言うと、私は囲碁が趣味なのです。この碁盤一台でお値段が10,500,000円。百五万円ではありませんぞ、一千五十万です。

どんどんと囲碁人口が減っていく中、販売は年々難しくなっている。バブルの頃は上記の様な何百万円もする様な碁盤も結構売れていたそうだが、今は、難しい。しかし、どんなに売れない日が続いていても、何時も穏やかに私たちと楽しく付き合ってくれる。商売商売していない、育ちの良さが現われているんでしょうな。私の大好きな先輩である。

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静岡松坂屋

2008年05月19日 06時34分14秒 | 出張

5月14日から20日まで、相模原伊勢丹と静岡松坂屋で二つの職人展が同時開催になっている。順調に売り上げている相模原と、悲惨な結果に終っている静岡と明暗がはっきり分かれてしまった。静岡松坂屋にも、沢山のファンの方が居て、いつも、まずまずの成果を上げていたのだが、3年前から松坂屋での職人展の日程が変わり、この相模原の日程と被ってしまった。その為、私が行く事が出来ず、やはり、お客様との関係が一度途切れてしまうと、元の状態に戻すのには相当な努力が要るものだ。

20080518061234 静岡には駿河城跡があり、周囲がお堀に囲まれて、多くの人がランニングやウォーキングをしている。1週すると2キロ弱、私もお堀の鯉をからかいながら2週、途中にいろんなモニュメントがある、これは「弥次さん、喜多さん」の東海道中膝栗毛である。作者の十返舎一九がこの駿河の生まれのようだ。  

歩く事は楽しい。周りの景色を眺めながら、其処に住む人たちの暮らしを想像したり、歴史的背景を知ったり、迷いごとがある時、頭の中を整理したり、もちろん健康にも良い。

ホテルは松坂屋直ぐ近くの「マイホテル竜宮」名前からすると、古びたしょぼい旅館の様なイメージがあるが、2年前に改装し、結構お洒落なホテルになっている。部屋の作りも安普請ではあるが、使い易くまとまっている。ネット環境も問題なく快調である。大阪のドーミーインではホテルのサーバーの不調で繋がらなかった、その後の相模原では、無線ランが他のスポットのランを拾ってしまうらしく、混戦し突然切れてしまったりと不安定な状態が続いていたのに比べると、随分気持ちが良い。今日明日と二日間しかないが、頑張ろう!

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相模原で元気を貰って!

2008年05月18日 07時50分05秒 | 出張

517_008 この特殊な構造の相模原伊勢丹、3階から見た吹き抜けのイベントスペース風景です。一番奥が私の居るブース。真ん中あたりに会津若松の家具やの田中さんが、長崎鼈甲の奇麗なマネキンさんに話しかけているところ、

相模原では、多くの私どものファンのお客様が次から次へと顔を出して頂き、一年ぶりの再会を喜んでいただいた。出張中の私の食事まで気を使っていただき、お弁当やら、お茶やらお菓子やら‥‥本当に沢山の差し入れまで頂きありがとうございました。

売り上げが上がって、1年ぶりのお客様とお会いし、久しぶりの職人仲間と出会い、楽しい時間です。あと、デパートの社員のサポート。

517_004 ここの、社員さんは本当に気持ちよく、我々業者をサポートしてくれる。接客していて、他のお客様まで手が回らない時に必ず、すーとフォローに入ってくれる。業者のフォローというより、お客様を良く見ているという事だ。お題目だけで「お客様が一番!」と言っていて、偉そうにしているデパートの社員とは大違いである。我々、業者の下になれとは思いませんが、同じ人間として、対等の立場で気持ちよく販売が出来るようにキャッチボールをしなければならない。その点、この相模原店の催事部は本当に気持ちよく動いてくれる。業者にとって働き易い職場である。

今年、新しく催事担当になった「T」さん、と新入社員の「M」さん。奇麗で心使いが出来る女の子がフォローしてくれるだけで楽しいですな。

相模原でお客様から、社員から元気を貰ってきました。  ありがとうございました。

今日から、静岡松坂屋で三日間頑張ります。

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花宇宙

2008年05月17日 06時44分46秒 | 職人仲間

515_005 今回、相模原伊勢丹での私の左のブースに出店している、栃木県の押し花蝋燭の村井さん。此処だけが名前の通り、「花宇宙」 別世界を作っている。淡々と蝋燭に押し花を埋め込んでいく、ある種、この世の雑踏を超越した山岳人の様な雰囲気がある。丁寧にお客様一人一人に説明して、優しい眼差しが印象的である。売り上げに左右されるのでなく、我が道をゆっくりと確実に歩いている感じである。私の友人にも 村井さんの様な雰囲気の人が居るが、たいてい、有機農法に携わる、自然と共に歩んでいる様な人たちだ。

暇な時に少しお話を聞いてみると、何と、藍染めの大川さんのブログにちょくちょく登場する人だった。以前は大学で美術を教えていたり、デザインの仕事をされていたそうだ。今は、好きな植物をと共に居る事が生業になり楽しんでいるそうだ。「一年365日休んだ事はありません、120日は押し花の採取で野山を回り、100日間は押し花作りや分類、50日間で蝋燭を作り、あと‥計算すると‥‥90日くらいで販売するだけだから貧乏を楽しんでます」と明るく仰る。

催事場の中に清清しい風が吹いているようだ!

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相模原伊勢丹

2008年05月16日 08時52分55秒 | 出張

相模原伊勢丹とのお付き合いも随分になる。初めて出店したのは、「大九州展」で、お向かいのブースに伊万里の福衛門窯の福山さんが出ていた。その時からお付き合いをして貰っている。今では、無くてはならない存在の人である。大型台風に直撃され全然お客様が入らなかった思い出がある。

翌年から、2階のイベントスクエアーという、伊勢丹の中に一般人が通る通路があるのだが、その両脇にお店を出すという、大変、変わった形式であるが、催事の効率としては日本でも指折りの売り上げを誇る催事になっている。今回もたった、13社で1週間の売り上げが「ん000万」とびっくりする物である。

初日、二日目とお馴染みさんも、新規のお客様も沢山御来店頂き、順調な滑り出しである。今回のお向かいさんは、平野ブラシの榎本さん。接客を見ていると面白い、昨日も一人のお客様が「網戸ブラシ」を買ったら、我も我もと6~7人のお客様全員が「網戸ブラシ」を手に持って買っている。その商品が一日中売れているのか?と言うとそうでは無い。たまたま、その時に一人のお客様が、「此れ良いわー」と言って買うのを見ていると、自分も買わなくてはいけない様な気になるのだろう。群集心理というか?マインドコントロールというか?見ていて面白い。

515_006 夜は、マイミク友達の細野君推薦の「二郎相模大野店」の飛び切りのラーメンを食べに行こうと意気込んでいったのだが、店の前の行列を見て、あきらめた。行列にならんで食べるには少しお腹が空きすぎていた。またの機会に挑戦してみよう。

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大阪から相模原へ

2008年05月15日 08時18分00秒 | 出張

20080509073643 難波での催事を二日間残し、妻の悦子とバトンタッチ。午後、一番の新幹線で相模原へ。大阪での最終日という事で、朝歩きを少し足を伸ばし大阪城まで行ってみた。難波からウロウロしながら法善寺横町を通って、此処のお地蔵さんはコケで覆われた面白い物だが、「大阪」のムードを持っている。

どんどん、東に北にジグザグジグザグと歩いていく。

20080513064244 途中で史跡「越中井」を発見。細川ガラシャ夫人が殺された屋敷にあった井戸だそうだ。此処まで来ると、大阪城も近い。大きなお堀に囲まれた大阪城が見えてきた。巨大な石が隙間無く積み重ねられた城壁。以前、ペルーで見た石壁も隙間が無かったが、一つ一つの石の大きさが違う。大きな物は一つで巾10メートルくらいありそうな大石である。

20080513065909 天守閣の下まで行って見ると。壁面に金の虎が書かれている。「タイガーズ」のマークは此処から来たのだろうか?調子に乗って歩いてきたので、難波から此処まで丁度5キロであった。少し、汗をかきながらホテルに戻り、温泉に入る。

予定より、乗り継ぎがスムーズに行き、相模原伊勢丹には16時頃着くことが出来た。飾りつけも無事終え、明日からの「職人展」を迎える事が出来た。

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手作り作品展

2008年05月14日 08時31分27秒 | 出張

今回の「手作り作品展」との関わりは、7~8年前から、担当の方から話を頂いていたのだが、中々都合が合わず見送っていた。ところがバイヤーの方がわざわざ大分の山奥の私の所まで訪ねて来られた。その時の熱意に動かされて出店する運びになったものだ。「手作り作品展」の特徴は出展者の8割から9割が女性である。普段私が出店している職人展などでは7割くらいが男性であるのに対して正反対である。女性独特の雰囲気があり、会場で見ていると、何人かで連れ立って、休憩に行ったり、トイレに行ったり、女子高生と変わらないような習性が残っている。以前、驚かされたのは、毎日の売り上げを翌日の朝礼で上位10人の売り上げ発表をするのだ。10位以外の人には耳元で小声で昨日の売り上げを知らされる。女性の嫉妬心を煽るような独特の朝礼であった。しかし、今は少し嫌らしいのと、個人情報保護の問題で上位3人の名前だけが発表されるように変わったようだ。

「手作り展」を一段下に見るような意見もあるが、それが「手作り作品展」という言葉の持つ、「素人の趣味が高じて‥‥」という様なイメージとか、伝統工芸品に見られるような伝承とか歴史、職人技、などとは違ったファッション性や感性の方が重要な業種の人が多いからだろう。決して、上、下で見るべきものでは無い。今回で78回、20年以上も延々と続いている名物催事である。20年間、各作家さんに付いているお客様が支えているのだ。その分、お客様も高齢化してきて、曲がり角に来ているのだろう。これからは新しい客層をどう取り込んでいけるか?が鍵ですな。私の所も今回は厳しい状況でしたが、隣のアンモナイトジュエリーの「ドリーヴス公美」さんと知り合ったのと、アルバイトの「おとぼけちゃん」と出会えたのが一番の収穫であった。

竹工房オンセ

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