横浜から神戸へ移動。神戸住吉のギャラリーではじまった個展に顔を出すため三ノ宮にやってきた。昨日夕方、三ノ宮のコナミスポーツクラブで汗を流し、「ボディーステップ」という教室で1時間ほど汗まみれ、インストラクターの人が心配してくるほど。今日は午後の飛行機で大分に帰るのだが、せっかく関西に来ているのでやっぱり、串かつでしょう。それも、立ち飲み。カウンターに立ちながら好きなネタをあげてもらう。一串、100円から150円くらい。庶民の楽しみである。時間は午前11時ころであるのに、次から次へとお客さんが入ってきてみんなビールやお酒を飲んでいる。全員、男の客だ。「この人たちは仕事をしてないのだろうか?」と素朴な疑問をビールを飲みながら考えた!
出張中のもう一つの楽しみは、映画だ。デパート営業が終わってからのナイトショーや移動日にあまった時間に近くの映画館に飛び込む。今回は、昨日から先行ロードショーが始まった「M・I・Ⅲ」トムクルーズ主演のアクション映画だ、前作2本がまずまずの出来であったので期待して映画館に入った。しかし、見終わった後は少しガッカリという感じかな。スピード感のあるアクションは良かったのだが全体のストーリー性に深みが無い、悪役のデイヴィアン役がいまいちだった。日本の予告編つくりは本当にうまいと思う。良いとこ、迫力のあるところをうまく見せいかにも面白そうだとうまく作ってある。
今年2回目の横浜出張。前回も感じたがこのまちはおしゃれで大好きである。今日も朝早く起きて横浜駅からランドマークタワーの横を通り、山下公園へすがすがしい海風を体に感じながら軽くジョギングする。一周してくると12キロもあった。後、2日間だがもう少し、横浜を探索してみよう。
出張をした時の楽しみは、めったに会うことの出来ない全国の友人に会えることだ。今回も、5年前にパリで、4年前にドイツで一緒に作品展をした時の仲間が顔を出してくれた。温厚で誠実な宮崎さん。また、一緒に作品展をしたいですね。
福岡の三越でお客様が持ち込んだ、銀の茶器。3種類の急須がセットになっていてすべて純銀製の物だ。台湾から日本にお嫁に来ている方だそうだが、とても良いものの様だ。せっかくの銀の茶器だが取ってのところの細工が痛んでいて、誰か直してくれる人を探していたそうだ。何軒か陶器やさんや、お茶道具やさん等に持ち込んだが直してくれる人がいなくて困っていたそうだ。ご主人は釣り竿作りの人に頼んでみようと思っていたらしいのだが、たまたま奥さんが福岡で私の作品展で「この人ならきっとやってくれる」と思ったそうだ。
取っての所に籐を染め上げ、飾りを付けながら巻き込んでいく。決して難しい仕事ではないが、いざ、やってくれる人 を探すとなるとその人と出会うことが一番大切である。私も現在お客様の注文でアタッシュケースを製作中であるが、丁板や止め金具を作ってくれる人に出会うまでが本当に大変であった。
福岡県大川市での「いぐさブティック草」での個展が開催されている。こちらのギャラリーとはもう長いお付き合いをしていただいてもう3回目の個展である。お店のスタッフの方々がみんなおっとりした良い人ばかりだ。長年、この地域のギャラリーの老舗としてリードし続けているのもこのスタッフ達の人柄のせいだろう。私の作品にも山野草を実に可憐に可愛く生けてくれます。
今日は長男クルムが通っている「敬和学園」のフェスティバルだ。一般にいう、文化祭になるのだろう。見に行っている妻から報告のTELが入ってきた。「クルムは新しい世界がどんどん広がっているみたい、同級生の女の子にからかわれながら、私のほうに手を振ったわ。」と話を聞いていて目に浮かぶようだ。本当にどこで人生が変わってくるのか判らない、彼にはこれからいろんなチャンスが巡って来るのだろう。
明日に向かって挑む。まだ私も若かったなー。今でもこの気持ちは変わっていない。この写真は20年前に自分の手作りで今住んでいる家を建てているときに屋根の上でポーズを取った写真だ。何に向かって指差しているのか?忘れてしまったが、夢がいっぱいだったよ。ここから出発して、最愛の妻とめぐり合い、二人の子供に恵まれた。もうこれだけで人生○だよね。
今日は風の強い嵐のような日であった。昼過ぎに妻を高速バスが止まるサービスエリアまで送っていく。彼女は明日から始まる、長男が学んでる学校のフェスティバルを見に行くため、今日のうちに博多まで移動。明日の朝一番の飛行機で新潟に向かうためだ。今日から3日間次男のシンラと二人暮らし、ご飯の用意から洗濯、洗物、猫のトイレの手入れ、シンラの宿題のお手伝い、、、、、家事に終わりは無い。彼女がいないと本当に苦労が身にしみる。ありがたい存在である。感謝、感謝。
最近仕事で出張が続いている。工房を留守にすることが多いのが、一番気に掛かることである。お客様と直に接して作品を買って頂く、販路を作っていくことが大切と今まで来たが、少し方向修正しなくてはいけないと考えている。我が家の中心は悦子である、彼女がいるだけで安心感があり、子供も私も気が休まる。工房の中心は私で、やはり、私が工房の真ん中でいつも製作している姿がないとだめだと思う。今の、経営スタイルを少しずつ理想の形に変えていかなくてはいけないと、最近良く考える。