先月、福岡岩田屋で一緒になった、食品サンプルを作る長尾さんの所で、蕎麦のサンプルを見つけた。
蕎麦猪口から、ザル蕎麦をお箸で摘まみあげている物だ。
「ん~ん、これは良い!」実に上手くできている。
どう見ても、本物に見えるではないか!
少し、話を聞いてみると、「食品サンプルと云う物は、実物通りに作ってはダメだ!」と云う、よりリアルに、より本物に近くでは無い!と云う。
では、どう云う物か?と云うと、
「人が、この食品に抱いているイメージを形にするのだ」と言う。
なるほど、少しデフォルメして、みんながこの食べ物はこんな感じという、イメージを作るのだそうだ。
何か、判る気がします。
漬物を作るときでも、地味な色合いばかりになるより、沢庵なら少し黄色を強く、生姜なら、紅色を強くする、レタスの緑も、本物より少し色合いを強くする方が、イメージに合う様だ。
福岡でザル蕎麦のサンプルを、私の所の「すべらない箸」で持ち上げているサンプルをオーダーした。そして出来上がって来たのが、これです。
本当に良くできている。
早速、お店のお箸の実演の所に並べてみた。
お客様には、見た目で
「この箸なら、麺類を食べやすいだろうな!」と自然に訴えている。
一番、反応してくれたのが、ブラシ屋に付いているアルバイトの女の子。感動してくれました。
あの、物事にうるさい大川さんまでも、そばつゆに指を入れて感触を見ているではないか!
これは、宣伝効果としては大成功だな。
また、新しいツールが増えました。
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