新郎の父親は、親族を代表して、謝辞を述べることに為ります。
クルムの場合も、私が新郎の父として、恥ずかしくない様なスピーチをしなくては為りません。
結婚式会場に行く前に、もう一度、ホテルの部屋でスピーチの練習をしました。
よし、気合を入れて行くぞ!
式も終わりましたので、この謝辞に付いて一言、
最初に「お父さん、結婚式の謝辞をお願いします」と、言われた時、
大体が、普段はふざけた事ばかり言っている私なので、こういった、改まった席でのスピーチは苦手なのです。
まずは、ネットで「結婚式、父親の謝辞」と検索し、
大体の、一般的な構成や、言い回しを探しました。
「私は新郎○○の父でございます。
両家を代表いたしまして一言御礼のご挨拶を申し上げます。」と、挨拶から始まって、その後に、自分なりのエピソードを入れることに為ります。
ちょっと、長くなりますが、今回私がスピーチした内容は
父親の謝辞
クルムの父 高江雅人でございます。
加藤家 高江家を代表いたしまして一言 ご挨拶を申し上げます。
本日は クルム・千尋の 結婚披露宴にお忙しい中を また遠路にもかかわらず大勢の皆様に、ご列席を賜りまして厚くおん礼申し
上げます。
おかげ様で、この様に大変楽しく、賑やかに披露宴を催すことができまして、私ども 感謝の気持ちで一杯でございます。
職場の方々、友人の皆様からも、ありがたいお祝いと励ましのお言葉を頂戴いたしまして 心から感謝致しております。
誠に ありがとうございました。
少しだけクルムの事に付いてお話させて下さい。
初めてこの名前を聞いた時に「変な名前だな?」と、思われた方も沢山居ると思います。
このクルムと云う名前は、クルムの母親、つまり私の妻が、結婚する前に「クルムワン」というお店を経営していました。
そのお店の名前から取ったのです。
彼女はこのクルムという言葉の響きが大好きで、「この子に、クルムという名前を付けても良い?」と聞かれました。
クルムという名は、「くるむ」物を包み込む、抱擁するという意味があります。
「この子に、人との縁を包み込む様な人に為って欲しいの」と云うのです。もちろん、私はそして、その意味を聞いて了解しました。
彼女は、お腹の中に居る時から、「クルム・クルム」と呼びかけていました。
「女の子だったら、ひらがなで、男の子だったら、ひらがなでは優しすぎるので、それに国際的な時代に為るだろうから、カタカナにしよう」と、話し合っていました。
ところが、生まれて来たのは、とても国際的とは思えない、足の短い、目の小さな男の子でした。それがクルムです。
クルムが大人になってからのブログに、名前の事を書いています。
(ここにクルムのブログの紹介)
そんなクルムが選んだお嫁さんは、足の長い、目のパッチリとした美しい女性でした。親としてほっとしているところであります。
今後は二人で、ともに協力しあい、幸せな家庭を築き上げていってほしいと、願っております。
私どもも この新しい家庭が順風満帆で進むよう、見守ってはまいりますが、まだまだ二人とも結婚式をあげたばかりの 新米夫婦で
あります。
どうか ご列席賜りました皆様、これからこの二人の前途を、ご指導お願いいたします。
本日は 何かと至らぬことばかりでございましたけれども、この様に 盛大に披露宴ができたこと、重ねて 感謝申し上げます。
結びといたしまして、ご列席賜りました皆様方のこれからの 益々のご発展と ご健康をお祈り申し上げましておん礼の言葉とさせて頂きます。
本日は 誠にありがとうございました。
こんな内容にしました。
ゆっくりスピーチすると、4分半くらいに為ります。
原稿なしで、空でこれくらいのスピーチはしなくては・・・・・と、練習しました。(^_^;)