高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

広島三越

2007年07月31日 09時04分52秒 | 食べ物

1年ぶりの広島三越、いつも暑い時期だ。原爆記念日を挟んで厚い日が続く。昨年は年甲斐もなく、「びっくり為五郎」と言う名の焼そば5玉のお好み焼、30分以内に完食に挑戦。見事、達成した。今年はそんなバカな食べ方には挑戦しないつもりだ。美味しい物をゆっくり、楽しく食べるのが一番である。

昨日夜7時半から2時間かけて飾り付け、広島三越のスタッフは実に気持ちが良い。まるで家族を迎えるような笑顔で私を迎えてくれた。額にうっすらと汗をかきながら、一生懸命飾り付けの手伝いをしてくれる。ありがとう。あなた達の笑顔で頑張れます。

20070731062804今日も天気が良く、朝の散歩には最適である。日差しが強いので、この頃は帽子にサングラスは欠かせない。昨年挑戦した「びっくり為五郎」がまだ、健在か?確認しておこう。

まだ、健在だった。「ホンキートンク」と言う名の変なお店だ。脱サラした御主人が自分の趣味の音楽をテレビで流しているお好み屋にしては変てこな店だった。1年たった今も、つぶれていない。期間中、一度は挨拶に来よう!

比治山公園山を登って歩く散歩してきた。今日は軽くしておかないとまだ、朝の飾り付けが少し残っている。

細野さんに業務連絡、広島三越のメンバーから宜しくお伝え下さいとの事でした。

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お役立ちグッツ。

2007年07月30日 06時51分34秒 | デジタル・インターネット

726_006 私の趣味であるブログの更新。街で見つけたちょっとした出来事や小ネタを携帯電話の写真で撮っていた。その画像をインターネットでパソコンに転送し、パソコンで記事を書きブログにアップしていた。ところが、携帯電話の請求書をよくよく見ると、パケット通信料が思いの他高くついている。私は携帯でほとんどメールの遣り取りをしないので、結局これはブログの写真をパソコンに転送する料金になる。多いときはそれだけで一月3000円くらい掛かっている。随分もったいない事をしていた。

早速、電気屋に行って、携帯電話の中身をパソコンに同期させるソフトを買ってきた。ソースネクストの「携帯電話ZERO」3970円。一月分のパケット通信料で購入できた。パソコンにソフトをインスツール、すると、写真だけでなく、アドレス帳、メール、動画、音楽まで遣り取りできるではないか?もっと早く、買えば良かった!これで、料金を気にすることなく、携帯でバシャ、バシャ、写真を撮るぞ!

726_007 もうひとつ、役立ちグッツ。これは宇宙船エンタープライズではない。私の車につけてあるレーダー受信機だ。かって1年以上、役に立つことはなかった。それが昨日、真っ暗闇の中、別府の自衛隊駐屯地前で激しく反応した。夜の10時近くである。ネズミ捕りなどしているはずがない、と思い込んでいた。それがこの役立たずのはずのレーダー探知機で命拾いした。これで罰金2万何千円助かった。充分このレーダー探知機の値段からお釣りが来た。

「備えよ常に!」

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山ちゃんのブログを見て

2007年07月29日 05時57分50秒 | ブログ

マイミク仲間の山ちゃんのブログを見て、題名は「今度はワンクリック詐欺・・・」その前日が「架空請求・・・」最近彼の所は変な請求書が続いているようだ。この記事を読んで、7.8年前、初めてパソコンを買った頃を思い出した。インターネットに入れるようになり、嬉しくて嬉しくて。夜中に妻にナイショでエッチサイトに入っていった。しばらくすると、NTTからダイヤルQ2から12万円の請求が来ていますが払いますか?と問い合わせが来た。びっくりした。(これは決して私がいつもエッチなサイトを見ていた訳ではない、ここをはっきり書いておかないと!)最初に入ったエッチサイトのせいでそれ以降インターネットに繋ぐと必ずこのQ2のサイトを通じて課金されることになるソフトが知らない間にダウンロードされていたのだ。

「もちろん払う気はない!」勝手に人のパソコンを操作して、違法に請求してくるような奴に断じて払う気はない!結局、それ以降何にも請求はなかったが。金額が知れていて、奥さんにエッチサイトを見た事がばれるのを面倒がる人は人知れずお金を払っているのだろう。全国を相手にしていれば相当な金額になるのだと思う。   私も妻にこの請求の件を話す時は少し覚悟がいったが、男は誰であれ1回2回は好奇心でエッチサイトを見ている物である。     何となく、山ちゃんのブログを見て、初めてパソコンを買った頃の苦い記憶を思い出してしまった。

それにしても、最近の迷惑メールは何とかならない物だろうか?毎日10通以上の訳の解らないメールや出会い系サイトからのメールには本当に困っている。

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海外事業展開

2007年07月28日 04時57分18秒 | 海外事業展開グループ

_035 11月のミラノの展示会に向けて、着実に準備が進められてきた。ポスター、カタログ、DM、会場用のポップなど、印刷物の最終構成までやって来た。来月には印刷物をミラノに発送しなくてはならない。今回は、会場のレイアウトやそれぞれのカラーコーディネート、飾り付けに使う、資材の調達など、など。夢物語で始まった「海外事業展開グループ」も、3年間かけて、調査、準備をしてきた結果、やっとここまで漕ぎ着ける事ができた。

今回、話が盛り上がっているのは、オープニングレセプションにどういう演出でミラノに私達の足跡を残せれるのか?どういう演目をどうやって?衣装は?スケジュールは?広報は?‥‥考え出したらきりがない。北イタリアに日本人協会があるそうだが、そこにも協力の要請をしてみよう。「アッ!イチローさんに相談してみよう!ミラノ近辺にイチローヤのお客様はいませんか?もしいたら、11月にミラノの「ガレリア・デ・オルソ」での竹工芸展のこと宣伝して下さい。」

今、話が持ち上がっているのが、地元OBSテレビがひょっとするとミラノまで取材に来るこも知れないそうだ。まだ、本決まりではないが相当可能性はありそうだ。日本を代表する工芸「別府竹工芸」の世界への挑戦!    何となく、少し、大げさになってきた。楽しくなってきたぞ。

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工房見学

2007年07月27日 11時35分55秒 | 後継者育成

大分県別府市には県の施設として、竹工芸訓練支援センターという所がある。我々、竹の生産者には実にありがたい存在で、普段から、機械を借りたり、竹の資料を見させて頂いたり、事あるごとにお世話になっている。ここは竹業界の生産者を支援する仕事ともう一つの顔が、昔で言うところの職業訓練校の役割を持っている。今年も全国から20人の竹細工を習いたいという生徒が勉強している。公の機関としては、全国でここだけである。雇用保険を貰いながら1年間竹細工の基礎を身に付ける学校である。京都にも私立で工芸を教える学校の中に竹工芸課があるそうだが、年間200万くらいの授業料がいると聞いている。

726_004_2 今日は別府の訓練性が1学期の終了日。定員20名の所の10名が見学に来た。初めて、竹を割り、やっと作品が作れるようになり、一番楽しい時かも知れない。皆さん、可能性を秘めた金の卵である。

しかし、時代はそんなに甘い物ではない、職業として竹細工を選んだことはある意味、「茨の道」を選んだような気がする。お金儲けだけ考えれば、もっと違った道をお奨めする。

工房をザーッと見てもらい、後はフリーで工房の職人にどんどん聞いてくださいと、うちの工房には隠すことは何もない。すべてオープンにしています。技術的なことも、経営内容も、何でもお答えしています。将来、彼らのうちの誰か?がうちの工房で修行をすることになるかも?知れない。

私が彼らに言えることは「良い作品を作ることは当たり前で考えてください。これからは、作る事とと販売することを両輪の如く、計画できないと職人としては生きていけません。みなさんは、一人一人が経営者になるのですから!作家としての道を開くも良し、職人として生業とするも良し、しかし、どちらも自分の作品を価値ある形でお客様まで届ける販路を確保して下さい。」  皆さん、頑張ってください。

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三越と伊勢丹

2007年07月26日 08時47分58秒 | ブログ

昨日、朝のニュースを見ていると突然「三越」と「伊勢丹」の持ち株会社での統合が流れていた。先日、「大丸」と「松坂屋」の統合が発表されたばかりと言うのに。ある意味、百貨店という業種は他の産業に比べて、古い体質を依然として持っている構造不況業種の一つである。デパートの売り場には派遣社員ばかりが並び、売り上げや効率ばかりを追おうとする、社員にも専門知識はなく、お客様との接点はますます遠くなる。

景気の良いときは自助努力しなくても売り上げは伸びていく、それを勘違いして規模拡大ばかり追った会社は後から歪みが出て、他の会社に吸収されていくようだ。もう一度、サービスの原点に戻って、人間創りからやり直さないと立ち直ることは出来ない。個人のお客様との関係を一つ一つ大事に育てていく事をしないと生き残れない。

私達の業種でも同じで、製作者とお客様の関係を、誠実に育て上げるしかない。目に見えて結果は出ないのだが5年経ち、10年経ち、時間の経過と共に10年前の種まきが答えを出してくれる。

現在、竹のバッグでも、海外生産し目先の利益だけを追った会社は魅力がなく、竹製品だけでは売れなくなり、衣料品やアクセサリーなどと抱き合わせの商売にシフトを変えている。以前、ある生産者から「どうせ、消費者は解らん!」と吐き捨てるような言葉を聞いたが、消費者も何時までも騙されているばかりでなく、本物を見る目を付けてきている。今、私の所がお客様から支持されているのは、正直に、素直に、適正価格を積み重ねて来た結果であると自負している。  「竹のバッグの本物を買うなら、オンセで!」 とやっと認知されてきている。

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大分トキハわさだタウン 3

2007年07月25日 07時03分33秒 | 友人

_014_11 地元開催、県内中に大きなトキハのチラシが入るので、予期せぬお客様がたくさんやって来られる。一緒に写真を取ったのは22年前、竹の学校の時の同級生、先日の同窓会に参加できなかったので、チラシを見て、わざわざ訪ねて着てくれた。当時私も20代、左のエッちゃんも30代の可愛い人だった(今でも、可愛かった。)真ん中の後藤さんは当時からお婆ちゃんだった印象があるのであまり変わっていない。もう80歳を越えている。お元気で何よりである。30人卒業生がいるのだが、現在も竹細工を生業をしているのは私一人である。

偶然出会ったのは、次男が通う学校の教頭先生、「父兄に有名な竹の先生が居ると聞いていましたが?」と言って、作品を見ていただいた。その次に出会ったのは、長男の小学校時代の担任の先生、また、10年ぶりに会った友人夫婦などなど、地元ではのお客様と久しぶりにお会いして楽しい時間が出来ました。

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大分トキハ わさだタウン2

2007年07月23日 18時20分00秒 | 催事案内

_001_17 ゆったりとしたスペースに展示された竹のバッグ、いつものように催事場で見て頂く時は、少ないスペースに如何にたくさんの作品を見て頂けるか?という並べ方になってしまうが、今回は担当の「森さん」のセンスと計らいで広いスペースに高級感を持たせて、「大分県にはこんな素晴らしい作品があるんですよ!」というような展示をさせて頂いている。

_003_14 竹薮から、青竹を切ってきて飾り付けに使ったり、ガラス台の下に青竹を敷き詰めて清涼感を出したり、なかなかの演出である。今回は商売よりも、地元の方に私どもの作品を見て頂く文化的要素の強い展示会になった。テレビの取材も入_010_8 り、慣れないマイクをつけて作品説明をしたり、可愛いレポーターの人たちと楽しい時間を過ごさせて頂いた。

先週まで全国をフル回転で出張していたので、ちょっと一休みさせて頂いている。夕方も5時過ぎには実演を止め、家族と合流。早い晩御飯を食べ、「ハリーポッター」の最新作を見てきた。私は途中で寝てしまい、後で子供と妻からひんしゅく物であった。あー、でも、久しぶりに家族で過ごすゆっくりした時間を頂いた。

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大分トキハ わさだタウン

2007年07月22日 07時09分19秒 | 催事案内

720_006 大分県にはデパートと呼ばれるお店が「トキハ」しかない。以前は何社かが出店したようだが、その都度、トキハの厚い壁を越えられず撤退している。40代以上の大分県人は小さい頃、遠足でトキハの屋上にある遊園地で遊び、買い物に来るのが楽しみであったと聞いたことがある。

6年前に時代の流れに乗って、郊外にシネコン付きの商業施設として今回の「わさだタウン」を開店した。広大な敷地に3階立てのだだっ広い施設、トキハとショッピングモール、シネコン、レストラン街、大型電気店など30代40代のファミリーをターゲットにした展開である。トキハデパートの本店では何回か実演販売をしているが、わさだタウンでは始めての事である。私どもの作品には少し客層が若いような気がするし、高額商品を販売するには、もう少しお店として、成長する時間が必要だと思っている。

果たして、初日オープン。(初日と二日目だけ私の実演付き)。見に来てくださっているのは、竹の関係者ばかり、御自身や御主人が趣味で竹細工をやっているので勉強のためにという方がほとんどである。

まー、地元大分県では仕方がないでしょう。私も教えて上げれる限り技術的な事を教えてあげる、別に隠すことは何一つないし、聞いたからといって直ぐ出来る物でもない。     そんな、関係者?とばかり過ごして一日目を終了して来ました。

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草刈り

2007年07月21日 06時46分49秒 | 工房

720_003 出張から帰ってくると、山積みされた事務処理と月一回のミーティングが待っている。この日ばかりは、ひっそりとした山里も賑やかになる。駐車場には20台ほどの車が並ぶ。

午後からは全員で工房の中や周りの大掃除。この日も5台の草刈り機を総動員して草を刈る。汗びっしょりになるのだが、草刈りは結構好きだ。「自分の後には道がある」と思わせてくれる。

腰ほどまで大きくなった藪の中を刈り進んで行き、ふと、振り返ると奇麗な道が出来ている。この瞬間が気持ち良いのだ。

720_001 汗びっしょりになって、きっと今日のビールは旨い。

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720_002 

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ぐったり

2007年07月20日 06時17分00秒 | 健康・病気

どうにか、こうにか忙しいシーズン最高の山場を過ぎることが出来ました。4月から出張が多くなり、特に最後は4泊3日?で我が家に帰ってきただけで、4週間も家を出たままだった。さすがに、50を過ぎると蓄積疲労が溜まる。昨日は12時間近く眠った。別に激しい運動をしたわけではないのに、体のあちこちが痛む。家に帰ってきて、気分的にホッとするのと、慣れたベットに横たわると、出張中では寝れなかったのが嘘のように爆睡してしまう。

職人展などで1年中販売に出ている人を見受けるが本当に感心する。販売に徹したらそれはそれで日常的になり良いのだろうか?やはり、ホテル暮らしは味気ないよなー。何より、家族が一緒にいないことが一番疲れるのだろう。

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私の寝床

2007年07月19日 19時13分00秒 | 出張

77_010_1 京都の恵文さんの所へ来ると、いつもホテルを取ることなく、どうせ遅くまで飲んで酔いつぶれてしまうのであれば、近くが良い。ということで、いつも「焼肉いちなん」の2階のお座敷に寝ることになる。最初のうちは座布団を8枚集めてきてその上に、それが少し進化して8枚集めた座布団にシーツが着くようになった。シーツがないときは寝相が悪いと座布団が全部バラバラになってしまったが、シーツのおかげでばらばらにはならなくなった。しかし、座布団の境目があり、凸凹していて決して寝やすい物ではなかった。今年はなんと!2階から3階に出世して(3階はコンサートなどが開ける小ホールになっている)、それに敷布団が用意されたのだ。床に直置きなのが相変わらずであるが、朝までゆっくり眠ることが出来た。着のみ着のまま寝る。ここに来て風呂に入った記憶はないな。でも、ぐっすり眠らせて頂きました。

翌日、朝ごはんを食べて、大分に帰るまでまだ少し時間があったので、私の師匠である彼のお父さんをお見舞いすることになった。元気だった師匠も「特別擁護老人ホーム」に入り、昔の面影はない。私の事も判らなかった。切なく残念であったが人生めぐりめぐっていくのだから、でも、最後に別れの挨拶をするとニコッと笑ったような顔をした。

77_013 午後、大阪空港から大分行きの飛行機に乗り込む、「小っさー!本当に飛ぶんかい?」とびっくりした。ボンバルディア機でプロペラ機である。生まれて初めてプロペラ機に乗るのであるが、さすがにちょっと不安であった。

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甥っ子

2007年07月18日 18時55分00秒 | 家族

松坂屋の催事最終日にたった一人の甥っ子「啓一」が訪ねて来た。77_001 「男子、三日会わざれば活目してみよ」と諺があるように、随分成長した。今年の1月に名古屋に来た時には、まだまだ、わがまま放題の現代っ子であった。お婆ちゃんと母親との3人暮らし、甘え放題であったのだろう。私と話す時でも、「てゆーか?」「じゃない?」など、学生言葉そのまま、敬語などまったく使うことが出来なかった。

ところが、この4月から大学に入って滋賀県で一人暮らしを始めた。介護の仕事に付きたい様だ。「家を出て、生活するという事がこの甥っ子には始めての経験で随分彼を成長させてくれたようだ。言葉使いが全然違っていた。私にも以前の学生言葉はなく、きちっと敬語を使う。「ウーン!」たいしたもんだ。母親である姉からも「男の親戚はお前しかいないので、いろいろ聞いてくれ!」と頼まれていたが、世間でもまれることが一番彼のためである。嬉しくなって小遣いを30万円も上げてしまった。

松坂屋の催事を5時で終了して、業者の人全員が戦闘態勢である。何故か、その日名古屋に泊まらなくてはいけない人も必死で片付けている。私も6時には松坂屋を出て、名古屋駅から新幹線に飛び乗った。今日は京都に住む、親友の恵文さんの所にお泊りである。8時前には京都駅から地下鉄で松ヶ坂まで着き、そこまで息子の「恵三」が迎えに来てくれていた。

77_004_1 今回、京都まで足を伸ばしたのは、ただ単に恵文さんとお酒を飲むためでなく、娘の「楓子」ちゃんとお話するためだ。20歳の彼女は現在大阪外大の学生で高校時代にイタリア留学をしていた。日常会話はぺらぺらなので、11月にミラノで開催する我々の竹の展示会へ通訳として参加してもらうことになっている。その打ち合わせを兼ねてやって来たのだ。「たこ焼き頭」の親父には似つかない、しっかりした娘である。笑顔の中にしっかりとした目が輝いている。好奇心旺盛で、自分から人生を切り開いて行く娘だ。とても逞しいサポーターができたものだ。彼女と打ち合わせした後、彼のお店(http://blog.livedoor.jp/ichinan/)の常連さんの一人である77_006 「あずみ」ちゃんも交えて盛り上がった。彼女は「花火師」である。若い女の子の花火師と言うのは大変珍しい。可愛い顔をしているのに、会社では一番はっきりと意見を言うそうだ。「社長にも、公私混同するな!」とか言いたい事をきっちりと言うタイプだそうだ。先日の「和民」の一件 http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2007/07/post_4bc9.html#comments の話になった時も大盛り上がりであった。

随分楽しい時間を過ごさせて頂いたが深夜1時を過ぎる頃になるともう眠くて眠くて、考えてみると20時間以上起きているのだし、2週間の緊張した催事が終ったばかりである。ついにノックダウン。お休みなさい。

小遣いの30万円は打ち間違いでした。0を多く付けてしまった!

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応援団 

2007年07月18日 02時54分00秒 | お客様

_8 名古屋の松坂屋に来ると、必ず来て下さるお客様で、もう10年来、応援して頂いている鬼頭さん。一番初めは、お母様にと緑の小さなバッグを買って頂いた。その時は私から直接買って頂いたのではなく、間に中間業者が入り、作品だけを見て、気に入って下さった。

作品を見て「こんな素敵なバッグを作る人は、繊細な上品な女性が作っているのだろう」と想像してくださったそうだ。_4_2後日、追加のオーダーを頂くことになり、お電話で初めてお話した時、「作者が男の人であり、会ってみたら、こんな大きな人でびっくりした!」と仰る。その後もご縁が深く、京都の伊勢丹でお会いしたり、先日はたまたま、新宿の伊勢丹にまでお出で頂いた。 只今、趣味で素晴らしいビーズ細工をされて居られるのだが、今度、鬼頭さんが作ったビーズの作品を私のバッグに埋め込んで作品作りをすることになっている。

今回も鬼頭さんを初め多くのお客様に応援頂いた。一人づつ御紹介したいのですが、膨大なページになってしまいます。また、追々御紹介できればと思います。今回は許可を得たお客様だけ載せさせて頂きました。

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正直に

2007年07月17日 04時07分18秒 | 出張

75_002 台風が過ぎ買い物日和である。松坂屋も朝から多くのお客様に来店して頂き盛況である。私の所にもバッグやら、小物やら、忙しく接客をさせて頂いた。

お客様の名前を彫った「名入れ箸」を販売しているが、名入れ賃が300円。  忙しい最中、あるお客様から販売員さんが箸代だけ頂き名入れ代を貰い忘れた。5分ほどしてそのお客様が戻ってこられて「名入れ賃を忘れていたから!」とわざわざ315円持って来て下さった。受け取った私も恐縮するのと同時に爽やかな気持ちになった。販売員さんと「持ってこられなくても全然判らないのに!」と。しかし、その人にとっては当たり前のように正直に生きて居られている人なのだろう。たった、315円を黙っていて儲けるより、毎日、お箸を使う時気持ち良く使った方が幸せだ。 私達の人生にも商売にも正直にやっていけば気持ち良く生きていけると教えて頂いたように思う。

朝歩いている時も、神社から出る人が必ず振り返り頭を下げお礼をする。そんな光景を見るとまだまだ日本人の中の正直さ、優しさはあるのだと微笑ましく安心する。

75_018 歩く伝統工芸、若い娘さんでこれだけ工芸品に興味を持って頂けるの方がいるという事は本当にありがたい存在である。今回も藍染めの「大川」さんから紹介いただいた「O」嬢、以前にも浴衣に合わせる小さなバッグを買っていただき、今回は普段使うトートバッグ風の大きなショルダーバッグを買って頂いた。

今回は私の所と久留米絣の「山村」さんの所と、もちろん大川さんの藍染めをお買い求め頂き、折角なので「0」嬢を囲んで記念撮影の珍しい一枚が撮れた。   いつかこの3人が海外展示会をする時があるかも?知れないが、その時は是非彼女を招待したいものだ。

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