いよいよ、明後日出発。出発までに準備をしなくてはいけない事も目白押し。昨日も発送作業に追われる中、NHKの取材が入ってきた。カメラスタッフには「本日の発送品の荷造りが終るまで外で適当に取っといて!」取材をほったらかしにして、宅急便やさんが来るまでバタバタである。こんな日に限って、急な注文が入ってくるのだ。
NHKの中でも、番組作りとニュース関係では作り方も違うし、スピードが全然違う。NHKの番組だと、まず事前の調査や下準備で相当な時間を取ってしまう。その後、撮影にも充分な時間をかけ、練りこみに練りこんで5分くらいの番組を取るにも1日掛かりである。その点、ニュースの方は機敏な対応力が要求されるのか、手早い仕事だ。昨日、取った撮影が、もう、本日の朝7時半と12時10分から放映される事になったそうだ。早やー。
今回の撮影も今やっている「別府竹細工、世界への挑戦」へ、取材が入ってきたのだ。地元のOBSテレビが1時間ものの特番を作ってくれ、NHKもニュースで出発前、帰国後など深く関わってきてくれた。やはり、今回のイタリアでの展示会は今までとは量的にも、質的にも、広がりとしても大変な違いである。4人だけでなく、県が関わり、ジェトロがサポートしてくれ、最後には県知事まで巻き込んだ形になって来た。ミラノでも、地元の商工会や領事館、北イタリア日本人会、マスコミ関係などにも広がっている。地元のニュース番組で取り上げられるかも知れない?
先日はジェトロの協力で「輸出有望案件発掘専門家」という長い肩書きの草野さんに東京から来ていただき、我々の作品を今後どういった方向に?どう売り込むか?条件的な事?等の勉強会をして頂いた。だいたい、公的機関の呼ぶ専門家は名前ばかりでちょっと現実とはかけ離れた話をする人が多いのだが、この草野さんは具体的で明確な回答が瞬時に返って来る。お話していても「小気味良い!」 ミラノでの会場の見取り図を見ながら、展開の仕方、時間の流れ、そして、今後のオファーがあった事への対応など、細かいところまでアドバイスを頂いた。
草野さんの帰った後のほうが大変で、早速、アドバイス受けた事を具体的な印刷物や広報へのCD作りまでしてくれるのが県の浜名さん、ジェトロの奈須さんの女性陣だ。本当に頭が下がる。今回の企画は女性陣が無くては全然細かい所の配慮が無く、空中分解したことだろう。本当に本当にありがとう。