高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

千客万来 宇都宮

2016年01月10日 05時21分02秒 | 出張
栃木県には、現在、竹工芸の人間国宝の方が二人居られます。

たいへん竹細工が盛んな地域で、毎年、この宇都宮に来ると、竹関係の方が、私どもの作品を見に来られます。

昨日からの、3連休にも、多分、この人も竹細工をしているんだろうな~という、人がたくさん来ていました。

一般のお客様とは、ちょっと、違った見方をしているので、何となく判るのです。

そんな中、昨日、ニッコリ笑った老夫婦がお見えになりました。

私の顔を見るなり、「ず~と、お会いしたかったのです」と、手を差し伸べて来られました。



お話を聞いてみると、

大田原で、もう20年以上、趣味で竹細工をしている方でしたが、お名前が「高江さん」と、私と同姓の方だったのです。

以前から、本や雑誌で私の事を知って居たそうで、

「高江」という姓は、別に特殊な苗字では無いのですが、全国的にも、非常に少ない苗字なのです。

めったに、同姓の人と会うことはありません。

「同じ竹細工をしている中で、同姓の人とは、何かご縁が在るのだろう」という事で、「一度、お会いしたかったのです」と、訪ねて来てくれたのです。

御年、83歳でお元気いっぱいの素晴らしい方でした。

こうやって、展示会で全国を回っているお陰で、この様な出会いをいただける事に感謝致します。

ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする