先日、何気なくブログの中で、「粋針」という言葉を使ったら、読者の方から、「すいばり」に付いて書き込みがあった。
「すいばり」という言葉は当たり前のように使っていた、竹細工をしていると、この言葉は良く出てくるのだが、これは標準語では無いそうだ。広島県・山口県・北九州あたりの方言だそうだ。
すいばりとは何か?と云うと、
竹や木を、繊維の方向に沿って割ります。その割れた面は滑らかではなく、繊維の切れ端なんかが出ていますよね。その面に指を添えて縦方向にすべらせ ると、多くの場合、数mmの長さの小さな繊維がちぎれて指に刺さります。竹の場合、痛みはあるがどこに刺さっているのかわからない状態。古い木では皮下に 黒い線が見える状態。放っていても痛い場合と、押さえたときに痛い場合とがあります。その刺さったモノを「 」と言います。
それは、「とげ」じゃないかって?
そう、「とげ」と言う人も多いことは知っているのですが、薔薇の茎についていて刺さると痛くて血が出るヤツと「 」が同じ言葉で表されるのは、ちょっと抵抗があります。
私は30年ほど前、広島県竹原市で7年ほど、竹細工を教えていた時期があり、その時、生徒から知らず知らずの内に、すり込まれてしまったのだろう。
それと、「粋針」は私の感覚的な造語です。「錐のように尖った棘が針の様に刺さる」と云うようなイメージでこの漢字を使ったのだ。
「すいばり」と云う言葉に興味を持ち、グーグルで検索してみると、「すいばりホームページ」なる物まであるではないか。上の茶色の文字はこのホームページからコピーしました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~sasak/index.htm
面白そうなので覗いてみると、
こんな「すいばり」言葉を使っている分布地図まであったり、「すいばり」に変わる言葉が、地域ごとにかかれていたり、
特に面白いのは、このホームページを訪れた人たちの書き込みである。
それぞれの人が、「すいばり」という言葉で繰り広げるドラマが面白いのだ。
何か、こんな言葉を見つけると楽しくなりますな!
お元気ですか?書き込みありがとうございます。
そうですか、そちらでは「そぎ」と言うのですか?何となく、イメージが湧きますよね。日本中で、いろりろ違った言い方をしていると思いますね。
また、何処かの催事場で会えると良いですね!
名乗らなかったので、お気づきにならなかったかもしれません。次回は名乗ります(^^)