高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

アンモナイト

2008年05月12日 05時13分48秒 | 職人仲間

510_0101_2 今回の私の隣のブースはアンモナイトの化石を使ったジュエリーだ。見ていると魅惑的な表情をしている。作家の「ドリーヴス公美」さんに話を聞いてみると、このアンモナイトジュエリーを作り出して5年くらいだそうだ、以前は何と、発掘の仕事をしていたそうだ。その中でアンモナイトの魅力に取り付かれてしまったそうだ。実家の仕事の関係で、細工物のボタンを作ったり、金属加工の知識はあったそうだが、失敗をしながら独自な物を作っていったそうだ。

510_0131 見ていて面白い、色の違いはアンモナイトの出てきた地層の違いだったり、何万年の時間の流れの中で、どんなものが繁殖していたのか?絶滅していったのか?時代時代の顔をしているようだ。ジュエリーを作る技術的な事は後から付いて来るが、元になるのは何を人に伝えたいか?自分の大切なもの、大好きなものは何なのか?そこからオリジナルな物が生まれてくる。

510_0141 彼女の話を聞いていると、淡々とした表情の中に驚くような感性、人生観が散らばっている。アメリカ人のご主人と結婚し、娘さんは中学からイギリスに、今はイギリスでOLをしているそうだ。人を押しのける様な虚勢は一切無く、自然体の素敵な人である。

竹工房オンセ

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