私の好きな映画

私の好きな映画 と 大好きなジュリーな 毎日

ちょっと怖いラブストーリー パーフェクトセンス

2020年06月17日 | 古い映画

2011年の映画です。ちょっとアポカリプス的なのかな。。。そして、いまこのコロナウイルスの時代からみると、より気味の悪い映画にも感じられます。

ちょっと薄い感じのいい男のユアンマクレガーがシェフのマイケル、セクシーな美人のエバーグリーンが感染病理学者のスーザンです。この二人が出会って恋をする。。。という恋愛映画ですが、そこに+して、世界中に最初は臭覚が消えてしまうという、不思議な感染症が発生していきます。そして、臭覚から順番に味覚、聴覚という順番に体から感覚が消えていくのです。そして、その感覚が消える前兆として不思議な感情がわいていくのです。

悲しみにくれ、涙を流すーーそして聴覚を失います。

異常な飢餓感に襲われる --味覚が失われます。

大きな怒りが湧いてきますーー聴覚が失われます。

その間も、シェフのマイケルは料理を続けていくのです。人間って結構タフなのかもねーと思わせてくれるんです。たとえ、味覚が失われてもみんなと一緒に食事する意味がでてきたり、聴覚がなくても身振りで意志の疎通を行ったりと生き延びていくんですが。

聴覚が失われる前に怒りにとらわれたマイケルはスーザンと大喧嘩をしてしまうのですが、そこへ、突然の幸福感が湧いてきます。自分はなんて彼女を愛してるんだ!! もう一度会って誤解を解きたい、そして同時期にスーザンも同様にマイケルを探し出します。

そして 二人がお互いを見出して、手を握ろうとする瞬間に二人の視覚が消えてしまいます。

END

本当に全人類の視覚が失われてしまったら これはもうすべて破滅ですね。恋人二人はしばらくは二人で愛し合えると思いますが、その後はいったいどうなっちゃうの? まだ目の見える人たちが見えなくなった人たちを保護することができますが、全員見えなくなっちゃうことになると これは もう なにもできなくなりますよね。

その後の二人を思い描くとかなり 怖くなります。だって破滅しかないのですから。

なのでちょっとぴり 怖くなる映画でした。イギリスの灰色っぽい風景が枯れた感じで素敵です。そして、感染症の蔓延ということでだんだんマスクをする人がふえていくんですよね。これがちょっと 今コロナの時代を感じさせて気味が悪くなりました。最後が本当に切ないえいがです。。。

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編集者パーキンスに捧ぐ を 見ました。

2020年06月10日 | 古い映画

ロックダウンは解禁になったと思ったら、今度はジョージフロイドの件で、プロテストがおこったり、そのせいで、暴動に発展しちゃったりして、今度はCURFEW(夜の外出禁止ですね)が市から出たりして、毎日色々ありますねー。

そのせいでやっぱりあんまり外出とかしてません。。。まあ必然的に家でDVDや、ケーブルの映画チャンネルを見る毎日になってます。今回は久しぶりのジュード ロウです。この映画2016年の映画ですが、髪の毛が増えてます。役のための鬘?それとも髪の毛増やしたの?若返っていいけどねー。

コリン・ファースとジュード・ロウの主演で、1920年代にアメリカ文学の名作を数多く手がけた実在の編集者と37歳で生涯を閉じた小説家の人生と友情を描く。アーネスト・ヘミングウェイら世界的な作家を見出した編集者マックスウェル・パーキンズの元に無名の作家トマス・ウルフの原稿が届けられ、才能を見出したパーキンスは作家とともに出版へ向けての編集に没頭していきます。

天才作家トーマス ウルフ と、編集者パーキンスの二人のとても濃い(恋?)関係のお話です。トーマスウルフはとにかく滅茶苦茶書く人だったようで、それを編集のパーキンスと一緒に時間をかけて出版できる原稿に直し上げていったようです。パーキンスにとってはまさに編集者冥利な仕事だったんでしょうねー。

コリン ファース演じるパーキンスという方、変わっています。自宅での食事でも帽子を脱がないんです。もちろんレストランでも脱ぎません。友人と釣りに行った時も帽子とスーツ、ネクタイ姿です。これはこのパーキンスという人の何を表してるのかしら? なんか私的には帽子って外ではOKだけど、食事中とかあんまり衛生てきによくない感じがするんですどね。

で、ジュードロウです。彼は彼です。そして、いつもいつも 感じるのが、この俳優ちょっと いつでも腐女子の気持ちをくすぐるBLモードの感覚を持っていません? ええ、私生活ではちゃんとストレートで、いろんな女優や子守の女の子にまで手をだして、子供もたくさんいるって知ってはいるんですが、微妙にBLっぽいんですよね。

過去の作品で、”リプリー”、とか”シャーロック ホームズ”とかは まじまじ熱ーい関係性だし、REPO MENでも、相棒とのバディ感が滅茶苦茶濃いんです。相棒なんか絶対主人公の奥さんに嫉妬してたし。

映画の中ではパーキンスはトーマス ウルフのことを 自分にはできなかった息子のような存在として、愛してると、パーキンスの奥さんのセリフを通して語られています。にもかかわらず年上の愛人アイリーン(ニコールキッドマンです。年上だけど、めちゃくちゃ綺麗というそしてちょっぴり 意地悪という、適役ですねー。)は パーキンスに滅茶苦茶嫉妬してるんですよね。

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」(Genius)に秘められた意味の記事より

やっぱり一番 ウルフとパーキンスの熱い関係がわかるのが、2冊目の本の出版のあと、ウルフがヨーロッパからアメリカに帰ってきたとき!! パーキンスはウルフを迎えに行くんですよね。そして二人はウルフの希望で彼の元住んでいたアパートの屋上へ行きます。

映画 『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 』感想 ラストシーンの ... 二人で、ニューヨークの街を見つめています。この写真のあとにウルフがパーキンスの肩に顔をうずめるのー。その後ろ姿がいいのよー。もうそのシーンだけでこの映画 BL映画です!!!

なんかあんまり、評価されてない映画っぽいんですが、でも1920年ごろのざわついたアメリカとか当時のファッション(主にニコールキッドマンのお洋服)とかもエンジョイできるし、ジュード ロウも、素敵だし そして、このはっきり言えない関係がとっても BLっぽいので 腐女子には絶対おすすめできると 思いますわー。

うふふふ。

 

 

 

 

 

 

 


ある愛の詩 1970年

2020年03月16日 | 古い映画

むかーしテレビで見ました。この映画。世界中の女性が映画館で涙を流したという超恋愛映画。

久しぶりに本当に何十年ぶりに見ましたわー。

ある愛の詩(1970) ☆☆_f0009381_2585691.jpgこの映画で、ライアン オニールとアリー マッグローは日本で有名になったんですよね。もう、お決まりのお話なんです。お金持ちの御曹司が苦学生のでも気の強い女性に惚れて、結婚を反対されるも結婚して、御曹司がやっと、弁護士になり、さあこれからだ―。っというときに、ヒロインが白血病。そして、死んでしまうという ハーレークイーンの先駆けのお話です。

最初に見たのはたぶん高校生の時ですね。そして、今私は61歳。もう愛より健康だよねーという年になって再度見た映画の感想は。。というと

ーやっぱ 御曹司をゲットするためには高飛車に対応するべきなのねー。

ーでも彼の実家からの援助を受けれなくて夫のために自分の留学をあきらめて仕事をするって ちょっと 自己犠牲のしすぎじゃないのかしら?それでも愛してるから後悔しないのね。

ーライアン オニールは タイプです。

ー白血病になった妻のために、御曹司は父親から理由を言わないで5000ドルを貰います。うん、お金持ちってこういう時、本当に便利だよね。この頃の5000ドルって今の3万ドルくらい?もっと? でもとにかくアメリカではシリアスな病気は本当にお金がかかります。

そしてー やっぱり泣いたのよー。 こんな単純なお話だけどやっぱ 泣かせるのよね。単純だからよけい泣くのかしらん。

love means never having to say you are sorry

 

 

 

 

 


パラサイトの簡単な感想

2020年03月02日 | 古い映画

パラサイト 半地下の家族 外国語映画であるにかかわらず,初めてオスカー作品賞等々を取るという素晴らしい事件を起こしたパラサイト、ネットフリックスで、借りてみましたー。 この映画すごい日本の映画関係ブログで評判めちゃ良かったのは知っていましたが、あんまり韓国映画得意じゃないので見ておりませんでした。しかも、こういう外国の映画はタンパのような街ではまず、上映されませんしね。韓国映画、タイ映画って登場人物の名まえが全然覚えられないので、自然見ないことがおおいんですよ。

映画を見てから初めて知ったんですが、主演の人がソン ガンホ。韓国映画音痴の私も、顔をしってました。あの、スノーピアサーに出ていた男性です。あと、グエムルって映画も見ていたわー。って、まじ何にも知らずにいてすみませんでした。

で、この映画面白かったです。貧しい一家が次々と金持ち一家の家にうまく入り込んでいくさまが本当にテンポよく描かれているんですよね。 半地下の家の様とか大きなお屋敷には隠し地下が存在していることなども、理由があったのねー。で貧乏人の匂いですか。これが最後の悲劇の引き金になるんですよね。これってたぶん洋服のにおいですよね。よく洗濯物が生乾きになったのとか雨に濡れた後、乾いたにおいのような。。。一家のなかでは妹が一番頭がよさそうでしたね。だから殺されちゃったのかな? なので、最後の息子が成功して家を買って父を救おうという企てがうまくいくのか????って感じで終わってました。(ちょっと苦い終わり方でした)

でも、この映画がオスカーを総なめしたというのはどうなんでしょう。審査員の人たち本当にわかってて選んだのかな?ってちょっと疑問。私にとってはちょっと考えさせれられコメディ映画ってかんじでしたね。

 


ROMA ローマに関して。

2020年02月15日 | 古い映画

今年のオスカーはパラサイト!!! なんと、初めての外国語の映画が賞を取りましたね。評判だったのは知ってましたが、オスカーをとるとは思いませんでしたわ。去年はあんだけ ”ROMA"が評判だったのに、。。。 やっぱメキシコ映画はアメリカに嫌われてるのかしら? などと 思ったのので、未見だった ROMAをDVDで見てみましたー。

白黒映画です。1970年―71年のメキシコです。 

この映画の主人公は中産階級の家族とそのメイドたち。メインはメイドの一人のクレオです。映画を見るとわかるんですが、中産階級の家族は白人ぽくって、メイドたちは典型的なネイティブ(色が浅黒く、背も低いです)。メキシコの階級制度が良くわかります。これって結構今も変わっていないんですよね。メキシコの政府関係の人たちだって白人っぽいでしょう。医者とか弁護士もそうです。でも、街中にいくと、ほとんどがいわゆるメキシコのネイティブっぽい人たちであふれています。一部の支配者階級と平民たちってかんじですかねー。それが肌の色とか身長ですぐわかるのって自分で買えることができないので本当に救いがない感じです。

この話は監督の子供時代の話をもとに、そして、彼の世話になったメイドに対して捧げられています。

それはわかるんですけどねー。なんといってもメイドのクレオがあほーな男と寝て妊娠して捨てられて、絶望的なときでも雇用主の奥さんは優しく、病院に連れて行ってくれたし、彼女の子供のためにベビーベッドをこうにゅうしようとしてくれたり本当によく面倒をみてたと思います。死産した後も旅行に誘ったり。ただねー。彼女の立場というのはあくまでメイドなんです。そして、彼女はそこにどっぷりはまり込んでいるわけです。そこから抜け出すことはできないんです。家族とメイドとの愛の絆みたいなことを 言っていたって、しょせんはメイドなんです。彼女にとって雇用主の家族は愛すること以外選択肢がないんですよね。

例えばこの映画では雇用主の医者の夫は女と出奔して、生活費をだすのも止めてしまってます。奥さんが仕事を始めるそうです。それでも2人のメイドを雇えるの?将来的に辞めさせるかもしれないじゃない。それでもお互い愛し合ってるっていえる?なあんか この映画きれいごとなんです。あんまり信用できない感じ。

あとねー。 映画自体は社会的事件が結構あっても、また家族に離婚話が起こってもすべて思い出っぽく、たんたん

たんたん たんたん と描かれています。それがまあ いいんでしょうけど、まあ 途中でちょっと飽きたかな? すみません、私 簡単な娯楽映画のほうが楽しめていいわー。みたいな 感じになりましたわ。

話題になっただけあって、確かに興味深い映画ではありました。頭の冴えてるときに見るべき映画ですね。