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後味悪い映画で 検索したら。

2014年09月02日 | 古い映画
よく出てきたのが この映画でした

少年は残酷な弓を射る・ We need to talk about Kevin. 2011年の作品。
主演は チルダ スウィントン。

映画のお話は 主人公の 悲惨な現在、過去が 交錯して進んでいきます。
始まりは 日本でも有名なスペインのお祭り トマティーヤ から 始まります。
この お祭り今 日本人がたくさん いってるみたいですねえ。

自由を愛していたはずの 主人公が 結婚 そして 子供が出来ます。
多分 主人公の ”こんなはずじゃあ。。。”といった 気持ちを 赤ん坊のときから
察していたのか、とにかく 生まれたときから 主人公に 反抗していく息子。
絶対泣き止まない。(父親の前では 寝てる)
主人公が 子供に 言葉を教えようとしても しゃべらない。
6歳くらいになっても まだ、オムツが取れない。(これも 本当は出来るのに
わざとかな?って感じです。)

ケビンは 母親の自由になりたい、旅をしたい という、気持ちに 
過敏に反抗します。
母親の仕事部屋の壁が 世界地図なんですが、それに ペンキを ぬりつけたり、
車で (多分日本の三味線の)音楽を聴いていると、”その 音楽嫌い、消せよ”
と 言ったりするんです。

ここら辺は 面白いんです。母親と子供の 関係が。こういったことって
多分どこかで 修復できそうだし。
でも、それからは なんというか サイコパスへの 道まっしぐらに
進んでいくんです。
何も知らない父親は わざわざケビンに弓を教えるし

 妹の ハムスターを 殺したり。
多分妹の 片目が 失明した理由も 彼みたいだし。
ただ、そういう過程でも やっぱり ケビンは 母親を傷つけるために
そういったことをしてるような。。。

この映画 多分わざとなんでしょうが、殺伐とした画面に BGMが
カントリーソングを つかったり、甘ったるいオールディーズを 使ったりしてます。
これが ちょっと 私には違和感すぎたかな。 カントリーソング嫌いなんですもの。

それと、主人公 ワイン飲み過ぎだと思うんだけど。
夕飯一人で ワイン1本飲むってちょっと だと 思いません?もう、映画の始まりから 終わりまで 彼女 ワイン飲みっぱなしですわ。


でも、それ以外では 淡々とした調子で進む お話に引き込まれました。
ええ、確かに 後味悪い映画でした。
でも、結構 考えさせられる話でも ありましたが。

それにしても 自分 なんだって 後味の悪い映画を 検索して
わざわざ見たんだか。