あっという間に 3月です。 ジュリーの新譜11日発売も もうすぐですね。-。
私はたぶん受け取れるのは 14日ごろになりそうです。今年はアマゾンもちゃんと
送ってくれるかなあ?
実は 最近、芥川龍之介の”歯車” を 読みまして、ちょっとびっくり。
これは彼の晩年の作品で、彼が精神的にぐちゃぐちゃまいってる様子が手に取るように
分かるんですが、その一つが、--歯車ーー
突然目の中に歯車が回ってるのが浮かんでくるんですね。ないものが見えている。そして、
それが収まるころに、頭痛が始まってくる。
これは”閃輝暗点”で、視覚異常が起きるわけですが、これがまあ、偏頭痛の起きる前兆なんです。
で、これ、実は 今年の1月私にも、起こったことなんです。私の場合、歯車が見えたというより、
視角の右上あたりに、扇風機が回ってるような影が見えたんです。そばにいた夫に、”変なものが
見える!!” と、叫んでいました。かなり、恐怖だったので、当日眼科医に行きました。
まあ、そこで、説明を受けたのが この、片頭痛の話でした。 別に、治療法も、なく、、あまり心配することもないとの、ことで、ほっとしたんですけど。
ただ、この、短編の作者のように、何度もおこり、頭痛もはげしいものだと、精神的に
マイってしまうんでしょうね。
彼はそれ以外にも、以上に小さなことを 気にしてみたり、ホテルに彼のたばこがおいていないことに対して 疑ってみたり、レインコートの男性に関しての妙な恐怖感が あったりと、
異常心理学の教科書とおりのような、症状が たくさん見られます。
もちろん、彼も自分の異常な状態を自覚しているので、病院に行ったりもしているんですが、
病院で処方するのがほとんどが、睡眠薬のようでした。
たぶん、今みたいに精神病の薬がかなり、でてきていたら、彼も、自殺などせずに
長生きができていたと 思います。でも、その場合は この”歯車”という、作品は
生まれなかったんですよね。 うーん それは かなり残念ですよね。