HBOチャンネルの ON DEMAND で みた 映画。DoCUDORAMA となっていたので、事実に基づいた映画なのねーと 見てみたら、結構 ハードでびっくりしました。1994年に作られたテレビ映画ですが、知ってる俳優がたくさん出てました。
主人公がマイケルスミス(私の好きなカイル マクマクランです💛)。
1971年に起きた アティッカ監獄の暴動のドキュメンタリードラマ。視点が看守としてルーキーのマイケル スミスです。マイケルは妊娠した妻のために看守として働く決意をします。彼の父はすでに引退した看守、叔父は現役の看守です。しかし刑務所の囚人の取り扱いに対して、批判的な感情を覚え始めます。 そして、些細なことから始まった暴動。マイケルもほかの看守と一緒に刑務所の中で人質としてとらわれてしまいます。
1971年は すでに私は 12歳くらい。 そのころの刑務所って こんなんだったの?!っていくくらい酷いです。下着の洗濯は一週間に一回。シャワーも一週間に一回。囚人のほとんどは黒人とヒスパニック。黒人は看守から人種差別的な言葉を日常的に受けてます。ヒスパニックの囚人は外部との手紙の連絡がスペイン語では できません。---何故なら、刑務所のスタッフにスペイン語のできる人がいないため、検閲ができないからとの 理由。トイレが壊れて修理を望んでも、自分が壊したんだろうと、ほっとかれたり、ひどい取り扱われ方! とにかく、当時の黒人の人たちは私たちが考えられないような扱いをうけています。
暴動後、すぐに銃で制圧しようとする刑務所所長にたいし、外部から来たコミッショナーが反対し、話し合いで解決しようとします。しかし、囚人たちの要求のすべては受け入れられず、話し合いは決裂。知事と直接話したいという、囚人たちに対し、知事は会おうとしませんでした。そのため結局刑務所内に警官たちが押し入り銃ですべてを解決してしまいます。そのために!!!!何がひどいって、人質になっていた看守も警官に打たれて10人が死亡してしまうんです。
マイケルは銃で撃たれましたが幸い命だけは助かりました。(最後のテロップによると、回復までに2年かかったということです。)
事実というのが 怖い話でした。自分の生きてきた時間にこのような事件があったというのが信じられない感じがしました。背後には本当に様々な問題が見えています。人種。銃。クラス格差。そしてそれは今でも、解決のできてない 問題です。
カイル マクマクラン、サミュエル ジャクソン そして、ダニートレホとか出てましたー。
みんな 若いわ!! とても面白かった映画です。まあなんというか 考えさせられちゃうしね。機会があったら 見てみてください。