やばーい!! 庭仕事をしておりましたら、ぎっくり腰になってしまいましたー〈涙)。立ち上がるのがとっても痛いんですう。年ですねー。知り合いの家にちょっと寄ったときも、椅子を勧められたんですが、”いえいえ ちょっとだけなので―”とか言って、立ったままでした。そう、立ったままのほうが痛みが少ないんですよね。とにかく動くとダメ。 とほほ。
さて、不思議な映画はHBOが作ったらしい、2008年のTV映画です。なので、日本では見ることができないのかしら。。。
先日見たジュラシックをーるど2で、クローン人間がでてきましたが、その繋がりぽいですね。でも偶然見ただけなんですけどね。
A NUMBER
舞台劇を映画化したものらしく、場面は基本的に一つだけ。父親の家のリビング。
息子が実はクローンだったという、事実にショックを受けています。そして、病院側は父親に無断で、ほかにも何体ものクローンをつくったと。”NUMBERは?”、と 父親が尋ねると、息子は”ショックで聞くのを忘れた” といいます。自分以外の自分と100%同じ遺伝子を持った人間がほかにもいるなんて気持ち悪い。-と、父親を責めます。
そんな、父親のところに、今度はオリジナルの息子が非常に怒りながら訪ねてきます。彼は父親が自分に対した、非情な態度を忘れていなかったのです。そして、それを責めにやってきたのです。父親の言い訳が ”妻が死んだのち辛かったし、親としてお前に対して向き合えなかった。そして、お前もだんだん反抗的になったので、手放したのだ。だが、お前が赤ん坊の時は完璧な子だった。だから、その完璧な子ともう一度やり直したいと思い、クローンを作ったんだ”
そんな父親にオリジナル息子は怒り狂います。オリジナル息子はクローン息子に会い、やはり、怒りをぶつけたようです。
クローン息子はまた、父親のところに来て、オリジナルに会った。彼は殺意を持ってるようなので、僕は遠くへ逃げる。と父に告げます。しかし、オリジナルはクローンを見つけて、殺したようです。その後の父との会話でそれを伝えています。ショックを受けている父おや。
-オリジナルはその後自殺します。
そして、ほかのクローン(クローンは20人いるそうです)と父親の対話。
20人の一人のクローンは幸せな人生を送ってます。家族、仕事すべてOK. 父親が”クローンという事で、いやとか怒ってるとかそういうことはないのか?” ” 全然? 面白いと思ってます” 父親がもっと、彼の本当の気持ちがあるのではないかと、色々な角度から質問しても、彼は全然”だって、遺伝子的には人間ってみんな80% おなじなんですよー。 人とレタス!とだって30%おなじなんですよ。”
屈託のない彼。
その後 病院で20人のクローンが一斉にいる場面。 牧師だったり、ダンサーだったり、長髪だったり、様々な彼がいましたー。
前半がもう、会話劇です。深刻で でも、確かに自分がオリジナルじゃない。クローンだって分かったのは ショックかな?とか思わせていましたが、オリジナルが現れて、グダグダ怒るあたりから、これは愛の問題じゃないの? と思いました。オリジナルが起こってるのは自分を愛して育てずに、代わりにクローンを愛して、育てたから。で、クローンがショックを受けたのは自分がオリジナルじゃなかった。父親は実際に本当に自分を愛していたのだろうか?という、疑問があったからだと思います。
ほかのクローンが屈託がなくそれぞれの人生を歩んでるのはきっと、それぞれがちゃんとした家庭に受けいられて、愛されて育ったから、愛されてるという事に疑問なく育ったから、別に遺伝子的に100%同じのがいたって自分は自分だと、はっきりわかっているからだと思います。クローン息子のように オリジナルの代わりじゃないわけで、それぞれの家庭において、クローンは唯一の息子だったから。
結構面白かったです。もとになった舞台はどうだったんでしょうかね。理屈っぽくて 舞台じゃ飽きちゃうのかな?
もし、見る機会があったらぜひ!!!